対象:小学校高学年から中学生
ジャンル:動物/ファンタジー
書評 by Moeさん
やっとのことで、孤児のためのSt.Aegolius Academyから抜け出すことができたSorenとGylfie。いつの間にかTwilightとDiggerの二人も彼らのグループに入ってGa'Hoole Treeを目指す。
そしてとうとうたどり着いたGa'Hoole Tree。そこでそれぞれ違うことを学び、違う風に育っていくSorenたち。けれどまだ怪しい風は吹いている。そしてそれはSt.Aegoliusよりもっと強くて恐ろしいものからかもしれない。。。
Ga'Hooleシリーズの第二巻です。
一巻より怪しいキャラクターが多く出てきました。それぞれのキャラクターの魅力にも惹かれますが、フクロウのFactがちょこちょこっと入っているのが好きです。
また、心をGizzardという風に書いてみたり、城が何か分からなかったり、完璧にフクロウの頭の中に入っているところが一番驚き、また魅力を感じたところです。Sorenたちは次にどのような冒険と出会うのか、とてもワクワクします。
特に難しい単語はなかったと思います。
渡辺のメモファンタジーに慣れていない人にとっては、沢山の造語が難しく感じるかもしれませんが、慣れている人であれば、辞書にない言葉でもちゃんと意味が分かるのです。その典型がこのシリーズかもしれません。沢山「フクロウ語」が出てきます。
もえさんとも一致した感想は、物語がときおりもたつくことです。もっとスピーディーにどんどん展開していって欲しい、という気もします。けれども良いシリーズです。
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