対象:小学校高学年から
ジャンル:ファンタジー
書評 by Moeさん
(あらすじ)
Lilac Woodに住むUnicornは、ある日森に来た狩人たちの話を聞き、自分がこの世に残った最後の Unicornだと思い込む。その後、Unicornは、Lilac Wood以外の世界を見てみたいというcuriosityのために 旅に出る。道で出会った蝶からUnicornたちはThe Red Bullに追いかけられていったという話を聞く。そこでそのRed Bullを探しに行こうとした時に魔女のMommy Fortunaに捕まって、サーカスの見世物にさせられる。けれども、ちゃんと した魔法がほとんど使えないMagicianのSchmendrickに助けてもらう。SchmendrickはRed Bullの持ち主とその居場所をUnicornに教え、二人で探しに行く。途中で盗賊の妻、Molly Grueに会うのだが・・・。(感想)
このお話はいつもより古い感じが強かったです。他のファンタジーと違った所はメイン・キャラクターの成長の形です。い つものファンタジーはクエストに出かけて成長(変化)しますが、この話ではUnicornは変化したというより、新しくなったという ような気がします。途中、人間の世界で、愛やsorrowを体験したから、新しい感情を持つことができたのです。
また、私はSchmendrickやMolly GrueがUnicornを成長させたのだと思います。二人とも、コンプレックスを 抱えた平凡な人間で、その二人だからこそ、Unicornに人間らしい感情を与えたのです。
なんとなくしんみりとした、人間の残酷さや美しさをきれいに描いた本だと思います。将来読み返してみて、今読んだ時の感想 と比べてみたいです。
Fairy Taleからの難しい表現がありましたが分かりにくい言葉などは特になく、楽しく読めました。
渡辺のメモ私のレビューは洋書ファンクラブをどうぞ。
コメント
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