読書プログラム参加者のレビュー：The Friendship Doll

2012/02/17

対象:小学校高学年から中学生向け

ジャンル：小説（短編の形式で成り立っている小説）／事実を元にした歴史小説

書評 by Moeさん

日本からアメリカへ、友情を深めるために送られた人形、"The Friendship Doll"の一つはMiss.Kanagawaだ。彼女は友情について悩む子供たちの話を知り、答えを与える。

Miss.Japanから語られた、「起こされる」とは何なのか、そして本当の「友達」とは何なのか、彼女は旅をしていく間に、その答えを見つける。

たくさんの話が最後は一つにまとまる、展開に驚きました。また、Miss.Kanagawaの、友情についての気持ちがどんどん変わっていく場面も、心に残ります。

Miss.KanagawaやMiss.Japanが平和の外交官だったのに、第二次世界大戦が起きてしまったという事実は、やはり交際した国々は、友情とは何なのか、しっかりと分かっていなかったということをあらわしているのではないでしょうか。

コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。

この記事へのコメントは終了しました。

ブログについて

このブログへのご訪問、ありがとうございます。私は、これ以外にもテーマごとに分けたいろいろなブログを書いています。「洋書ファンクラブ」は洋書の書評、「洋書ニュース」は洋書関係のニュース、「洋書ファンクラブJr.」はお子さん向けの多読プログラム、「渡辺由佳里のひとり井戸端会議」は、時事問題など私が日常で感じたことを書いています。それぞれのブログの上にタブがありますから、ぜひご覧になってください。

洋書ファンクラブJr