レベル: 小学校高学年から中学生向け
by ひかるさん
この本は夏休みに時間をかけて読んでみました。
レビューを チャプターごとに分けて書いてみたいと思います。
イルカに育てられたとされる推定11歳~16歳の 女の子が発見されました。
そして実験対象としてDr Beckの研究所に 預けられます。Dr Beckはその女の子にMilaと言う名前を付けました。
Dr Beckは、Milaに人間として赤ちゃんレベルの事から教えました。 例えば写真の中で耳はどこにあるの?とか鼻はどこにあるの?などという 質問をしたら、Milaは自分がイルカだと思っているので鏡を持って来て Milaは人間だという事をまず教えました。
この本の一番最初は文字が一番大きいけれど、Milaの知識が増えるに連れて どんどん小さくなっていきます。
私が思うにはMilaはとっても不安で 海に戻りたいという思いが強かったと思います。ずっとDolphinたちと 過ごしていたので、自分が人間の女の子だと知った時ショックだったと 思いました。私がもしMilaだったら、みんなが寝たあと脱走して近くの海に 行っていたと思います。この物語の続きを予想してみました。これから MilaとDr Beckが仲良くなり、Milaの家族も出てくると思います。
渡辺のメモ
この本のユニークなところは、イルカに育てられた少女Milaが、実験材料として人間の言葉を理解するにつれ、文字の大きさや文法などが変わって行くところです。
また、小学校高学年用とはいえ、「自分とは何なのか?」「言葉とは何なのか?」「家族とは何なのか?」「幸福とは何なのか?」といったすぐには答えられない深いテーマを扱っています。
そのために、ひかるさんと1章ずつゆっくり、じっくりディスカッションしています。
コメント
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