お待たせしました!
「2010年 これを読まずして年は越せないで賞」のロングリストが決定しました。
●ノンフィクション
The Omnivore's Dilemma for Kids 春巻さん
The Mind's Eye 春巻さん
Just Kids 春巻さん、 中野さん、 ちょこさん、
Game Change francoiseiwakiさん
The Presentation Secrets of Steve Jobs モナさん
Justice Kitayan63さん
●フィクション/文芸小説
Room、春巻さん、モナさん、ちょこさん
Freedom francoiseiwakiさん
『C』中野さん
The Lake Shore Limited francoiseiwakiさん
The Finkler Question ブッカー賞受賞作なので渡辺が追加
The Help Kitayan63さん
Burning Bright Ron Rash 春巻さん
●児童書
When you reach me 春巻さん、dearaiさん、ちょこさん
Holes 春巻さん、ochaseijinさん
The Evolution of Calpurnia Tate 春巻さん、
Marcelo in the Real World 中野さん、
Hunger Games モナさん
Charles and Emma francoiseiwakiさん
今年の「これよま賞」は、ちょっと趣向を変えてみました。
文学賞のように審査員をもうけ、ロングリスト→ショートリスト→受賞作発表!をやってみたいと思うのです。そして、有名な文学賞につきもののギャンブルのように(賭けはなし、ですが)読者予想も同時進行。ちょっと異なるのは、最終審議をツイッターでオープンにやっちゃおう! というところです。
まずは、審査員の方々をご紹介致します。
札幌と釧路で英会話の先生をやっています。洋書は小説が中心。渋めの現代文学が好きです。日本語の文章を英語に翻訳する仕事もしています。ツイッターは、http://twitter.com/hidetoyonakano
春巻
かつては米国の片田舎に住んでいました。本を読むのが大好き、映画を観るのも大好きですが、よく考えてみると、本を読むときはどんな本も脳内で映像化しているので、読書も映画もさして変わりないことに気づきました。
書籍業界のすみっこでビジュアル書の編集や翻訳を生業にしていますが、あまりにすみっこすぎて、永遠の出版不況にはもう慣れっこです。
ブログ『春巻雑記帳』
某大手書店に就職し十数年。
洋書のバイヤーチームに所属し、海外の仕入先・出版社とやり取りしながら有望な本を探す仕事をしています。
子供の頃に一番好きだった本はBeverly Cleary の Ramona Quimbyシリーズ。
等身大の女の子が主人公の児童書で、読みやすくてお勧めです♪
ちょこ
TOEICで990点満点取得。クイーンズランド工科大学行動科学(心理学)部卒業。現在、豪州ビクトリア州在住で、カウンセリングや自閉症・発達障害をもつ子供たち相手のボランティアをしています。読書はもちろん、映画、TVドラマ鑑賞が大好きで、年間100冊以上の洋書を読んでいます。
上記の推薦作品から審査員の方々に投票していただき、それぞれの部門から下記の4作ずつをロングリストとして選ばせていただきました。決定に影響した感想もちょっと加えました。
候補作(ロングリスト)!
●ノンフィクション
The Omnivore's Dilemma for Kids
サンデルのJusticeが選ばれなかったのは、ある審査員が評したように「あちこち騒がれすぎで面白くない」が主なセンチメントだったようです。私も、わざわざ「これを読まずして...賞」で取り上げる必要はないなあ、と。せっかくだからこの機会に別の作品に手を伸ばしてもらいたいというのが本音です。
●フィクション/文芸小説
The Finkler QuestionとThe Helpの間で迷った審査員がこう評しておられました。「読後So what?と思ってしまったThe Helpでなく、まだ読んでないThe Finkler Qに期待をこめて」。
●児童書
The Evolution of Calpurnia Tate
次の審査員の方の評でまとめられると思います。「Hunger GamesはMockingjayでがっかりしたのと、少し古めなのでなし。HolesはAmazonでやたらと多読関係で押されていて、選んでしまったら大賞を取ってしまうかもしれないという恐怖のもと、却下。」私もHoleは古すぎるので、皆さんが選んでも落とすつもりでしたが、審査委員長の権力を使わずに済んでラッキーでした(笑)
読者アンケート!
ショートリスト(最終候補)決定までに、皆さんの応援する作品(あるいは予想)を投票してください。
審査員の方々と意見が一致するかどうか、それも楽しみのひとつですから、沢山投票してくださいね!
コメント
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