レベル: I Can Read Book 2
書評 by ひかるさん
この本は7匹のねずみの兄弟が寝る時に、お父さんが7つのお話を(お話が終わったら寝ると言う約束で)します...
この7つのお話はどれも気に入りましたが、その1つを紹介します。
Very Tall Mouse and Very Short Mouse
私は、このお話はとてもほんわかした温かな感じを受けました。Very tall MouseとVery short Mouseがいい友達になりましたが、2匹の見る世界は全く違いました。
例えば、Very tall Mouseがお花を見ている時、Very short Mouseは根っこを見ていたり、Very tall Mouseが天井を見ている時、Very short Mouse は床を見ていると言うように見ている世界が違っていましたが、最後はVery tall MouseがVery short Mouseを抱き上げて、一緒に虹を見る事ができました。
Very tall Mouseの優しさがとてもいいと思いました。
他の6つのお話も、不思議な井戸のお話だったり、形を変える雲が出て来たり、冒険の話だったりして、とても面白いです。
7つのお話が終わった頃には、7匹の兄弟は眠りについてお父さんが一息ついたところで、このお話はおしまいになります。
題名は、tales(作り話)なのですが、私はtails(しっぽ)とかけていると思いました。
お話によって絵の入り方が違い、そこもとても面白かったです。
渡辺のメモMouse Talesは、I Can Read Bookの中では私が最も好きな本のひとつです。
Lobel独自のユーモアのセンスは、子どもや英語の初心者だけでなく、ネイティブの大人も楽しめるものです。何度読んでも可笑しい、というか読めば読むほど味がわかってくる、という感じです。
Mouse Tales を特に初心者におすすめしたい理由は、7つの短編の集まりなので、読み切る満足感が得やすいことです。
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