集中的にご案内してきましたLexington's Hope for Japanフェアが昨日6月11日に無事開催されましたので、ご報告いたします。東日本大震災の被災者のための義援金ファンドレイジングイベントです。
マサチューセッツ州レキシントン町の小学校の校舎で開催され、いろんな場所を使っていろんなことが行われました。アクティビティの詳細はこちらでどうぞ。
菅谷明子さんは、このフェアに寄付して下さる為に、出張中のパートナーのMIT Media Lab 石井裕教授(@ishii_mit)に頼んで、御著作を日本で購入し持ち帰って来て下さっということです。ご本人が心を込めて書かれたメッセージ付きですから、なおさら価値がありますよね。下の写真は、加藤さん(@sk2twt)が購入された本にサインする菅谷さん。私の右側は、お嬢さんの乗馬コンペがあるというのにかけつけてくださった渡辺哲子さん(@SatokoWatanabe)です。
いずれの本もなかなかの人気で、売り子さんたちの熱意のおかげで、沢山の方に販売することができました。本のラインアップは、こちらかこちらをご覧下さい。
面白かったのは、茶箱の本をご寄贈くださったパイザー真澄さんのお知り合いと着物作家の君野倫子さんのお友達がお客様として訪問してくださったことです。世界は狭い!と感心しました。
冷泉彰彦さんの本1冊はフェアがオープンする前に売れてしまいましたし、朝日出版社からご寄贈いただいた本の数々も大人気でした。絵などで興味を抱いたものの日本語が読めなくて残念に思っている地元の方々もいらっしゃいました。中村佐知さんの本も、渡辺哲子さんがすばやくゲットされました。おかげで「後でまわし読みできる」とほっとした「売り子」たちが多かったのも事実です。
東日本大震災被災者支援のために復刻された「英文東北案内(Tohoku, the Scotland of Japan)」は、本当に特別な本です。装幀の美しさ、写真の興味深さに、多くの方が興味を抱いてくださいました。2冊とも、とても欲しい方の手に渡りました。
日本人にもアメリカ人にも人気があったのが、風呂敷の本と風呂敷のセットです。「和の行事絵本」も、「今度学校で日本のクラフトを紹介するから」とあっと言う間に地元のアメリカ人の方が買いあげてゆかれました。これはもっとあったら売れたのに..と残念でした。
「エイサーガーエー」と「古井戸に落ちたロバ」は、小学校でのディスカッションにとても良いテーマなので、これからも地元の学校で貢献してくれることだと思います。
琵琶湖の写真の美しさに見入っている方もいらっしゃいました。
「多聴多読マガジン」や「外国人に日本を紹介する本」は、売り子の私たちの間で話題になり、それぞれとても良い持ち主を見つけることができました。外国人に日本を紹介する本を購入したのが、日本語を学ぶ米国人の男子高校生だというのも愉快なところです。大学の間に1年ほど留学する予定の彼のほうが日本人よりも日本の文化に詳しくなっていたら申し訳ないですよね!
傑作なエピソードその① 公立学校のESLのディレクターに本屋さんと間違えられて「ニューヨークの紀伊国屋に注文するのは大変だから、良さそうな本をみつくろって注文できる?」と頼まれたこと。本屋ではないけれど後でお手伝いすることを約束しました。
傑作なエピソードその② 「俳句の本はないの?俳句の本?」というHaikuおばさま。「本はありませんが、英語の俳句を書いている方を知っています。今わかりませんから後で調べてその方のサイトをお教えします」と答えているのに、「いま欲しいのよ。紙に書いて」と諦めてくれないので困りました〜。自分のサイトのURLだって暗記してないのですよ、私は。
さて、この日わかったのは、菅谷さんの「売り子さん」としての隠れた才能です。寄贈していただいただけでなく、販売のお手伝いまでしていただきました!(写真は、「売り子」の落合さん、私、菅谷さん)
他にもボストン周辺でご活躍の女性たちが応援にかけつけてくださいました(普段の交流に活用しているツイッターのユーザー名は、それぞれ、@AkikoSugaya @NorikoOchiai @mayumiura @sas_yoshimi @miwhosoda @junjunh0101さん)。
ツイッターでは交流があるものの一度もお会いしたことがなかった つのさん( @yusuketsuno)と平岩さん(@hirohiraiwa )(下記の写真)、そして安西さん(@ue129 )のお三方が、zipcarで「集団登校」してくださったのも嬉しかったです。。加藤さん(@sk2twt )もツイッターでは存じ上げていたものの、お会いしたのはこの日が初めてでした。
私のテーブルは大ステージがあるジムの後ろで、「多面体折り紙」と「浴衣の着付け」の間です。自分で選んでもこんなに良い場所は選べなかったと思うほど理想的な場所でした。
多面体折り紙を担当されたのは、フェアの準備に尽力し、大きく貢献された塚本晶子さん(@akkotto)。下は晶子さんのお嬢さんたちです。
そして、浴衣の着付けの微笑ましい光景。
フェア全体を底から支える企画で尽力された方々が沢山いらっしゃいます。そのなかのお二人、辰田さんと北村さんです(お二人には拙著「ゆるく、自由に、そして有意義に—ストレスフリー・ツイッター術」をご購入いただきました。ありがとうございます)。
テーブルから離れることができなかったので多くの方々をご紹介できなくて心苦しいのですが、この場をお借りして、心からお礼申し上げます。
また、アメリカ人の友人や知人も訪問してくれた、とてもありがたい1日でした。
今回参加できなかった方もいらっしゃいますので、近日中にあらためて拙宅で「お茶会+読書会+資金集め」をしたいと思います。昨日応援にきてくださった細田満和子さん(@miwhosoda )にもお話したのですが、対象は直接被災地の復興を応援できるような「セキュリテ被災地応援ファンド」を考えています。
6/27日追記
現在、このプロジェクトを応援しています。
何かをしたい、と思っている方がいらしたら、ぜひ「ほぼ日」の「西條剛央さんの、すんごいアイディア。」をお読みいただき、「ふんばろう 東日本支援プロジェクト」のサイトをご訪問ください。
ボストン界隈のみなさま、そのときにはまたどうぞよろしく!
takakoさん、こんにちは。
フェアにお越しくださり、ありがとうございました。
これまでネットでしか知らなかった方々とお会いできて、それも嬉しかったです。
本好きの方のところに本が行ったことを思うと、とても嬉しく思います。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2011年6 月13日 (月) 05:42
こんにちは。こちらのページを普段から愛読していて、フェアに参加させていただいたものです。3時間があっという間に思えるほど盛りだくさんで楽しい催し物でした。お忙しい中の準備お疲れさまでした。渡辺様のいらっしゃる本コーナーに参上したった10枚で申し訳ありませんがラッフルを購入しました。私はくじ運はないので「もうすぐ引越しだし当たらなくても誰かの役に立つからよい」など期待していなかったのですがなんと4冊も頂いてしまいました。渡辺様が目をつぶりながら選んでくださったのを遠くから拝見しており、もう感無量でした。どうもありがとうございます。「レキシントンの幽霊」の翻訳をされた村上春樹さんの本をかの地で2冊頂けたのは運命を感じました。もっと英語の本を読んで英語を勉強しなさいということなのかもしれないとも思います。素晴らしいプレゼントと楽しい時間をどうもありがとうございました。
投稿情報: takako | 2011年6 月13日 (月) 00:53