10月7日追記:世界のどこでも電子書籍を購入できる国際版のKindleが発売されました。
ようやくやってきましたKindle 2!
ざっとテストしただけですが、オリジナルのKindleでのイラつく欠陥を改善しようとした努力がはっきりと感じられるニューバージョンです。価格は同じですから、クリスマス前に売り切れで入手できなかった方はラッキーだったわけです。
さて、まだちょっと試したばかりですが、改良点について私が感じたことをいくつか書き留めておきます。
1.本体の両サイドにある「Next Page」や「Prev Page」などを誤って押すことがないデザイン。
私にとってはこれが一番の改良点です。
オリジナルのKindleは、本体を手で持つたびにNext Pageを押してしまうようなデザインで、意図しないのにページがどんどん飛んでしまうという最大の欠陥がありました。Kindle 2は横からは押せないデザインになっていますから、本物の本のようにつかんでも大丈夫。多くのKindleユーザーにとって、最も嬉しい改良のようです。
2. 文字の鮮明さが増した。
「あまり差を感じない」と評価している人もいるようですが、私はけっこうはっきりとした差を感じました。読みやすく、目が疲れにくい感じです。(古いカメラなので画像が不鮮明ですが、実物はどちらももっと鮮明です)
3.ページめくりが速くなった。
これもAmazon.comには「あまり差を感じない」というレビューがありますが、私ははっきりとした差を感じました。分厚い本になればなるほどページをめくる速度は遅くなります(これはAmazon.comのカスタマーサービスに苦情を言ったときに確認しました)。ですから8百ページくらいある本で20%ページめくりが速くなるのは、けっこう重要な差なのです。
4.キーボードが使いやすくなった。
間違って別のキーを押すアクシデントが起こりにくいデザインになっています。これもKindleで直接本を購入するときには役立ちます。
5.Text to Speechの機能
実際にテストしてみたところ鼓膜がパクパクして癇に障るので長続きしませんでしたが、機能があるのは嬉しいです。私は機械音に対して特別センシティブなので、他の方は大丈夫かもしれません。ただし音量が低いので、聞きながらトレッドミルをするとしたらイヤホンを着用する必要があると思います。
6.すごく薄いデザイン。
ごらんのようにオリジナルのKindleに比べると、はっきりと薄くなっています。(上がKindleで下がKindle 2)
けれどもこれだけの理由でしたら買い換える必要はないと思います。持った感じの重さはさほど変わりませんから。それに縦のサイズはかえって長くなっています。
7.スプリントの高速3Gネットワーク
わが家のようにどのネットワークも弱い地域では、接続が悪い点では同じです。
これは、のちほど外出したときに試してご報告します。
全体的にずいぶんオリジナルのKindleよりも良い製品になっていますが、PDFファイルにまだちゃんと適応していない点などまだまだ将来Kindle3登場の必要性は感じます。これでますますE-bookに勢いがつくか、というと「その可能性はある」と思います。
高校や大学でもKindle2の導入を考慮しているところが増えているようです。
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