2005年ニューベリー賞受賞作
対象:ヤングアダルト/小学校高学年から中学生
ジャンル:小説(戦後の米国が舞台)
書評 by Moeさん
LynnがKatieに教えた最初の言葉、それは"kira-kira"・・・。
伯父の提案により、Katieの家族はGeorgiaへ引っ越すことになった。
肌の色による、人種差別が激しいGeorgiaの日々をLynnはkira-kiraにしてくれた。けれど、そんなLynnが病気になってしまう。今度はKatieがkira-kiraを見つけなければいけない・・・。
一番心に残った場面は最後の方にある、Lynnが部屋に入って来た蛾をじっと見つめていた所です。その蛾には、Lynnの自由やKatieにしか教えていない夢が込められていて、Lynn自身となって、飛んで行ったのだと思います。この本は、一人ひとりの未来にあるkira-kiraを見つけることを、手伝ってくれます。
お気に入りの本なので何回か読んでいますが、その都度、違う感情がこみあげて来ました。またkira-kiraとは何なのか、人によって違う所もおもしろいです。 特に難しい言葉などはないと思います。Onigiriなどのローマ字が出てくる所もあります。
渡辺のメモこの物語の良さについて、もえさんと語り合いました。舞台は米国ですが、今の日本ではあまり見られない、昔の「日本」がここにはあります。
詳しくは、洋書ファンクラブの私の書評をご覧下さい。
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