引き続きバトルの中間報告です。ここから入った方はこちらを。
いよいよ私が応援するGracelingの登場です。第七マッチはファンタジー、審判は邦訳もされているファンタジーのベストセラーTrickster's Choice (Aliane):Daughter of the Lionessシリーズの作者 Tamora Pierceです。
The Underneathは小学校4年生から中学生が対象の児童書で、悪者の人間とふつうの動物が主人公の物語。リリカルでマジカルな文章とのことです。
Gracelingは本ブログの書評をご覧ください。
審判のPierceは、The Underneathは米国独自の沼地の表現の美しさを称えていますが、それが長引きすぎて物語のテンションを失うことを指摘しています。そして、キャラクターたちが9-12歳向けの児童書にぴったりなのに、暴力やアルコール依存症といったテーマがヤングアダルト向けであることも問題視しています。
一方のGracelingは出版前のゲラの段階で読んだときから気に入り、いろんな人に推薦してきた(それは審判を引き受ける前にちゃんとSchool Library Journalに伝えてある)ということ。Pierceの評価が私のものとそっくりで思わずにっこり。
両者の違いをPierceは「The Underneathは写真でGracelingは映画」と表現しています。なるほど、という感じです。
そして勝者は...
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