Beautiful Lies
著者:Lisa Unger
2006年4月初刊
ジャンル:サスペンス
気がついたらトレッドミルで2時間以上走っていた、テンションが高いサスペンス
小児科医の娘でフリーランス記者のリドリー・ジョーンズは、車にはねられそうになった子供を助けて一躍有名人になる。そのおかげで見知らぬ人にまで顔を知られるようになったある日、母と幼い娘の写真が入った「あなたは私の娘ではありませんか?」と書かれた封筒が届く。生誕の秘密を知るために両親を問い詰めるが求める答えを得られないリドリーは、アパートメントの上階に引っ越してきたアーティストのジェイクの助けを借りて自分で調査に乗り出す。だが、これまで信じてきた「美しい嘘」には醜い真実が隠されていた。信じてきた者、愛してきた者たちの本当の姿を知るのは、果たして賢明なことなのか。ジェイクの過去も彼女の過去にどうやら関係しているようだ。美しい嘘を暴くのは、安全で居心地の良い世界を捨てて精神と肉体の危機にさらされることでもある。リドリーは悩みながらも、真実を追究することをやめることができない。
邦訳版「美しい嘘」も出ています。
●ここが魅力!
スピーディーな展開、感情のローラーコースター、そしてどんでん返しも用意され、決して飽きることがありません。謎の存在ジェイクとのロマンスもエキサイティングです。いったん読み始めたら途中でやめるのがいやになるでしょう。トレッドミル用としてKindleで読むミステリー/サスペンスを探していて見つけたのですが、期待以上にはまり込み、気がついたら2時間以上トレッドミルで走っていました。この続編「Sliver of Truth」も同様にトレッドミルに最適で、同じようなテンションの作品を見つけるのには苦労しています。
●読みやすさ ★★★☆☆
YA程度の英語です。難しい単語はほとんどありませんし、たとえ分からない単語があってもストーリーにはついてゆけると思います。
●アダルト度 ★★★☆☆
ホットなセックスシーンもありますが、それが中心ではないので★3つ半といったところでしょう。
●そのほかのUngerの作品
Sliver of Truth
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