対象:小学校高学年から中・高校生/ファンタジー
書評 by MoeさんMarillaとMatthewは畑仕事を手伝うためにみなしごの男の子を待っていましたが、手違いで、赤毛で想像力いっぱいの女の子がやって来ます。名前はAnneです。色々なトラブルに巻きおこしつつ、美しい島で、Anneは成長していきます。
私がこの本が好きな理由は、教訓がいっぱいあることです。特に気に入ったフレーズは"Next to trying and winning, the best thing is trying and failing."です。私もAnne のように何にでもチャレンジしてみたいなと思います。
またAnneのドラマチックな言葉づかいが面白くて好きです。Anneが想像している場面は声に出して読みたくなります。Anne の成長に愛や友情、悲しみや感動をいっぱいちりばめた本です。
agonizingなど 知らない言葉も出てきましたが、お話が素敵なので、どんどんページが進みました。
Moeさんが描いてくれた登場人物のメモです渡辺のメモ赤毛のアンは、たいていの洋書好きの大人の女性が子供時代に好きだった本です。
アンに憧れ、アンの世界にも憧れ、そこから「こんな場所に行ってみたい」、「アンの話す言葉を話してみたい」と思った人は少なくないでしょう。
私も中学生のときに、学校の図書館にあるモンゴメリの作品は全部読みました。最後の1冊を読んでしまったときには「もうこれでおしまい」と、とても悲しかったことを覚えています。けれども記憶がすっかり薄れてしまった今だとまた物語を楽しめますし、何よりも日本語ではなく「アンの言葉」で読めるのが嬉しいものです。「ギルバートってこんなこと言ったんだ〜」と新しい発見がいっぱいあります。小学校2年生のとき1年間アメリカに滞在したMoeさんとは、「赤毛」の色が赤ではなくオレンジ色に近いね、といった会話もできて、面白かったです。
お子さんだけでなく、大人の方にも英語で読みかえすことをお薦めしたい1冊です。
Moeさんの好きなジャンルはファンタジーのようですが、いろいろなジャンルに挑戦されています。現在はノンフィクションですが、クラシック、ノンフィクション、SF/ファンタジー、推理小説、など混ぜながら読むと、頭の柔軟体操にもなりますし、飽きませんから、皆さんにもおすすめです。
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