Brian Selznick(文・イラスト)
ハードカバー: 544ページ
出版社: Scholastic Press
発売日: 2007年1月30日
ISBN-10: 0439813786
ISBN-13: 978-043981378
児童書(小学校2年生くらいから)/絵本(イラストが多いという意味で)/映画、冒険、歴史
2008年コールデコット賞受賞作
12才の少年Hugo (フランス語読みするとユーゴだが、作者は英語で書いているのでヒューゴ)は、フランスの駅にひとりで隠れ住んでいる。秘密を抱えたHugoは生き延びるために綱渡りの日々を送ってきたのに、風変わりな少女に出会ってその生活が脅かされてしまう。
ヒューゴの抱えている秘密のひとつは、Automaton (オートマトン、からくり人形)だった。だが、ヒューゴが大切にしている秘密は、 少女の秘密、少女が一緒に暮らしている玩具屋の主人夫婦たちの秘密とも繋がっていたのだった。
500ページ以上もある分厚い本だが、その半分以上が作者の Selznickによる鉛筆画である。通常のイラストは文章を説明するものだが、 Selznickの作品は、あるときには鉛筆画がストーリーを伝え、あるときには文章が伝える。
その切り替えが新鮮で、魅力的である。
鉛筆画のサンプルは、著者のサイトで見ることができる。
マーティン・スコセッシ監督で映画化された「Hugo(邦題:「ヒューゴの不思議な発明」)」を観に行ったが、子どもだけでなく、大人も、そして男女どちらも楽しめる映画であった。実際に私が観に行った映画館では、子どもよりも熟年層、しかも「通」らしき人々のほうが多かった。観賞後の彼らのおしゃべりに耳を傾けると100%といってよいほど満足していた。
ジョニー・デップも製作に関わっているが、出演はしていない。
500ページ以上もある分厚い本だが、その半分以上が作者の Selznickによる鉛筆画である。通常のイラストは文章を説明するものだが、 Selznickの作品は、あるときには鉛筆画がストーリーを伝え、あるときには文章が伝える。
その切り替えが新鮮で、魅力的である。
鉛筆画のサンプルは、著者のサイトで見ることができる。
マーティン・スコセッシ監督で映画化された「Hugo(邦題:「ヒューゴの不思議な発明」)」を観に行ったが、子どもだけでなく、大人も、そして男女どちらも楽しめる映画であった。実際に私が観に行った映画館では、子どもよりも熟年層、しかも「通」らしき人々のほうが多かった。観賞後の彼らのおしゃべりに耳を傾けると100%といってよいほど満足していた。
ジョニー・デップも製作に関わっているが、出演はしていない。
●読みやすさ 簡単
分厚いが、絵がほとんどなので文章は少ない。
また、文章そのものが易しいので、分からない単語がいくつか出て来ても、絵のおかげでだいたいの雰囲気がつかめる。
初心者に非常におすすめ。
●おすすめの年齢層
小学生が対象の児童書だが、大人が読んでも十分楽しめる内容である。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。