英国のEducation Secretary(教育長官)Michael Goveが、11才の子が1年に読むべき本の数を「50冊」と答えて物議をかもしだしています(詳しくはこちらを)。もちろん長いものもあれば短いものもあります。1週間かけても終えられないものもあれば、1時間で読み切れるものも。ですから50冊というのは単なる目安でしかないのですが、小学生だからこそ、それくらい読んでほしいとは思います。
Gove氏が50冊を選ぶとしたらどんなリストになるのか、興味深いところですが、その代わりにAbeBooksというオンライン書店が11才におすすめの50冊をリストにしてくれました。AbeBooksは、稀な本を探すのに便利なオンライン書店です。
そのマネをして、私も思いつくままにリストを作ってみました。50冊となると、難しいですよね〜。考えて却下したのもあります。
既に本ブログでご紹介しているものもありますので、ページ右上の「サイト内検索」で探してみてください。
古典とモダンクラシックを含め、サブジャンルに分けた児童書の名作(オリジナルが英語のもののみ)を、拙著『ジャンル別 洋書ベスト500』に載せましたので、そちらをぜひご覧下さいませ。下記以外にも、最近の作品でぜひ読んでいただきたい名作が揃っています。
こんにちはクワストさん
Mary Poppinsもいいですね。
ツイッターでもいろいろおすすめが多くて、心が揺らいじゃいますが、50冊となると難しいですね。
このリストは私の個人的なものなので、私自身が子ども時代に感情移入したものや、娘を育てるときに体験したもの、そして読書指導をしているときにその生徒さんと共有したもの、という感じで必ず「子ども」の体験が入っているんですよね。ですから、ロジカルなチョイスではなく、極めて「個人的」なものだとお考えいただければ嬉しいです。
クワストさんの50冊チョイスもぜひお聞かせください!
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2011/05/31 06:11
お久しぶりです。
Daddy Long Legsは日本では知らない人はいないと思うのですが、アメリカで一般に知られていないようです。この原作を元に登場人物がジュディと足長おじさんだけのミュージカルが作られて見に行ったのですが、話を知らないという人が多くて驚きました。
The Giverは思春期に入ったらmust readだと思います。Mary Poppinsも是非読んでもらいたい一冊です。
投稿情報: クワスト | 2011/05/31 00:13
こんにちは。
ときどきタイプパッドはコメントの投稿ができなくなり、本当に迷惑しています。
私すらできないことがあるんですよ!
何度か問い合わせしたのですが、時間の無駄で、やりとりしているうちに原因不明のまま解決、の繰り返しです。
さて、50冊について、おっしゃるとおりです。
私の選択の基準は、「自分の心に強く焼き付いたもの」「面白かったもの」「考え方や生き方に影響を与えたもの」です。その強さで選ぶようにしているのですが、忘れている本が多いと思うのですよね。きっと軽く50冊は超えるので、「好き」程度のは却下しています。
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2011/05/27 13:06
すいません、上記の「ki」は私のものです。
これまでなぜかコメントの投稿がクリックできず、
しばらくROMだったのですが、今回は表示が違ったので
投稿できるかなあと試してプレヴュークリックしたつもりだったのですが、間違えました。
今回、久しぶりにコメント投稿いたします。
50冊、私もあれこれ考えてみましたが、確かに難しいですね。
自分の好みを押し付けず(wizard of earthseaとか!)、
相手が子供だからと教訓垂れになりすぎず、
読む楽しさを感じてもらえる本…。
結構難しい作業ですが、誰かに薦めるために
(薦めるという妄想だけのためでも)
こういうリスト作りをするのは楽しい~と思いました。
本好きなだけに。
残りも楽しみにしています。
投稿情報: とら次郎 | 2011/05/27 08:52