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2010/09/06

コメント

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渡辺由佳里

北村さま、
こんにちは。

「こっそり」というところに、つい(^^)してしまいました。
歯ごたえがある作品がお好きなのですね。
でも、わかります。Freedomはいいですよ。
1年に1冊だけ読むなら、努力してもこれを読むべき、と周囲に押し付けています。

Kitayan63

はじめまして。昨年末からこっそり洋書選びの参考にしていました。東京の北村隆志といいます。まだ洋書歴1年ですが、やはり歯ごたえのある作品でないと読んでもつまらないので、洋書読書をつづけるためには面白い作品をと思って探しています。私は社会派の文学が好みなので、Let The Great World Spin は渡辺さんの書評も見て、Kindleで読みました。たいへん、面白くNYに行きたくなりました。ちなみにその前に読んだThe Help は感動しました。今度のおすすめのFreedomも紀伊国屋書店Webの書評空間で「現代アメリカをみごとに描いた」と評していて、気になっていました。渡辺さんの紹介でいっそう興味がわきました。読みたいリストに加えておきます。これを機に今後もよろしくお願いします。

ちょこ

あら、そうなんですね。The Corrections、私は読んでないのです。あらすじをさらっと読んで、だめかもしれないと思ったのでした。元気がないと読めないかなと。いつか挑戦してみたいです。でもほんと、面白いですね。

Pattyの家族の話は、私も渡辺さんと同じように思いました。比べるものをまだ知らない子供にとって家族の存在は大きく、そこで受ける影響は計り知れないと思います。大人になり、様々な経験をしたPattyがそこにまた戻って、自分という存在をを新たに確認するのはとても大事なことだと思いました。欲を言うと、私はJoeyの心の内が最後のほうで、もう少し知りたかったです。なんとなく伺えはしましたけど。

今また新しい本を読んでるのですが、読み始めたばかりというのもありつつ、どこぞ物足りないです。Freedomと比べて、キャラが薄いとか言ってちゃだめですね(笑)。

渡辺由佳里

ちょこさん、

ご苦労さまでした〜。
いろいろ考えさせられる本でしたよね。
そして、何よりも面白かった。
でも文学界って面白いですね。
The Correctionsは米国図書賞をとったのに、これは候補にも入らなかったのですから。私はFreedomのほうがずっと面白かったんですがね(^^)

うちのダンナは最後のほうのPattyの家族の話が余計だって感想でしたが、私は「あれはPattyが、成長して自分を見いだすところだから大切なんだよ」という反論でした。

ちょこ

やっと読み終わりました。
こんな簡単な一言で片付けるのはどうかと思いますが、面白かったです!

確かに人間関係だけを見れば、Chick litでもありそうな感じですが、一人ひとりの人物描写が細かく、どんなに嫌な部分を見せられても、その人の動機付けやそれまでの人生とともに、なんとなく理解できてしまうところとか、ものすごく嫌なのになぜかすっきりとした気分で読めてしまうのが不思議でした。

WalterとLalithaがはじめてRichardに彼らの仕事の話をする会話が面白かったです。こんなに売れてる本でこうして扱えるトピックになってきたのかなというのも興味深かったです。それと、本全体を通してのFreedomという現代の概念に対する考察と言うかも多面的で、いろいろな登場人物を介して一緒に「自由」を再考してみました。それが環境や周りに与える影響を含めて。

終わりで私も希望を感じましたが、まだそうは言っても20代(笑)。渡辺さんの考察もどこかで聞かせてくださいね☆
10年後くらいに、また違った社会風潮の中で、もう少しの人生経験とともに読んでみたいなと思いました。

ちょこ

こんにちは☆

私は渡辺さんの娘さんの
10歳ちょっと上かなと思います。
放り投げないまでも(笑)、
感じ方は違ってきますね、きっと。
そこらへんも楽しみつつ読んでみます。

渡辺由佳里

こんにちは、ちょこさん。
この本は、私とちょうど「同時代」なんですよね。だから情緒的にも、すんなりと入り込むことができたと思います。
ですから、若い世代の人はどう感じるのか、ちょっと不安ではあります。
私の娘だとたぶん途中で放り投げるでしょうから(笑)。

もう一度「戦争と平和」読んでみようかな、なんて思わせてくれました。それが副産物です。

ちょこ

どうなのかなぁと思って読まずにいましたが、
これはぜひ読もう!と思わされるようなレビューでした。
いつもありがとうございます☆

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