高校生の娘が「クリスマスプレゼントに悩んでいるなら、これを買って」と頼んだのがこの本、Complete Works of Oscar Wildeです。
ワイルドと言えば、私が英国で初めて書いた英語のレポートがワイルドでした。母娘ってやっぱりどこか似てるのでしょうか
ワイルドの魅力は、辛辣なユーモアに満ちた文章です。"A little sincerity is a dangerous thing, and a great deal of it is absolutely fatal."とか"Men marry because they are tired; women, because they are curious: both are disappointed."など、引用したくなる表現が1ページにいくつもあります。今年の夏、昔私がロンドンで買ったThe Picture of Dorian Grayを読んですっかり気に入った娘は、彼の作品全部を読みたくなったようです。
この本はワイルドの孫Merlin Hollandが編集したもので、唯一の小説Dorian Grayのほか、短編、戯曲、エッセイ、手紙などがぎっしり詰まっているとこのことです。娘に買ってやれば私も読めるわけですから、実にお得なクリスマスプレゼントです。
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