すてきな本なのに映画化されると、とんでもない作品になってしまうことってありますよね。それは、映画権をいったん売ると、作者には何の発言権もなくなってしまうからです。
でも、この間映画館でWhere the Wild Things Areのtrailerを観て、「これはすてきな作品になりそう!」と胸がドキドキしました。隣にいた高校生の娘も小声で私に「これはみんな絶対に観たいと言うだろう」とささやきました。
監督はかの有名なSpike Jonzeです。実は3月にみたいもん!のサイトですでに「かいじゅうたちのいるところ」がスパイク・ジョーンズの新作映画だって!なんだって!と紹介されていたのですが、ちっとも知らず、「Spike Jonzeが監督だって〜!」と驚きました。
AppleのMovie Trailersのサイトで観ると、Where the Wild Things Areの作者Maurice SendakとSpike Jonzeは、互いに相手の創作力を尊重しているようです。
ですから、原作の根底にある美しさを失わずにして、しかも原作プラスのすてきな世界を体験できそうです。trailerを観たかぎりでは、アートが好きな大人でも十分楽しめそうな映画です。公式サイトですてきなtrailerが観られますよ。
アメリカでは10月に公開です。日本でもそう遅くないうちに公開されるでしょうから、それまでに原作を読んでおきましょうね。
子供に読んであげた本って、いつまでたっても特別ですよね。
自分で楽しむのが、本当は一番なんだと思います。
私もそんな感じでした。
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2010/10/05 20:07
映画化された時も思いましたが、懐かしい!
20年前、娘に読んでやった本です。当時はミシガン州に住んでおり、まだ preschool にも行かず英語がわからない娘に、図書館で借りてきた英語の絵本を、テキトーな日本語にしながら読むという、同時通訳の訓練になりそうなこと(なるか!)をやってました。
ずぼら母の私ですが、絵本の読み聞かせだけはちゃんとやってたなあ。自分が楽しんでいたのでしょうね。
投稿情報: ameterum | 2010/10/05 17:48
dearaiさん、まず児童書クリアですね!
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2010/09/30 12:16
カナダでも名作として愛されている本です。主人公のマックスはいたずらして、お母さんに部屋に閉じ込められます。部屋が森になり、なんと怪獣がいるところに変身。目をむき出しながら踊る怪獣が、独特の絵によって表現されとてもかわいいです。言葉と絵が一体になった素晴らしい絵本です。
投稿情報: dearai | 2010/09/30 11:37
コニコさん、こんにちは。
この本、アメリカでは出版したときに批判の声が多かったということですが、子供の想像の世界を理解していない親というのはけっこう多いのですね。
男の子だけでなく、女の子だってMaxみたいな子いますよね。
うちの娘なんか4歳くらいまでまさにこんな感じでした。
私も映画がとっても楽しみです。
投稿情報: 渡辺 | 2009/08/06 10:08
モーリス・センダック(*^^*)懐かしい名前です。彼の「まどのそとの そのまたむこう」が好きでした。
今日、「Where the Wild Things Are」のトレイラーを観ました。楽しみな映画になりそうですね。日本公開が待ち遠しいです。
絵本の会をやっている友達にもこちらの記事を是非紹介させてくださいね
投稿情報: コニコ | 2009/08/06 08:44