全米図書賞の最終候補作が発表されました。
以下はそれらのリストです。
Fiction:
Peter Carey, "Parrot and Olivier in America"
ブッカー賞の候補にもなっていた作品です。ということは、賞を得られるかどうかは別として、多くの人が認める優れた小説だということでしょう。
Jaimy Gordon,"Lord of Misrule"
まだ発売されていないし、情報も殆どないという珍しい候補作です。
Nicole Krauss, "Great House"
彼女のThe History of Loveは好きな作品でした。この作品にはまだ手を出していません。
Lionel Shriver, "So Much for That"
Karen Tei Yamashita, "I Hotel"
名前から分かるようにアジア系作家で、サンフランシスコのアジア系アメリカ人に関することなど戦後の歴史をテーマにしているようです。
Nonfiction:
Barbara Demick, "Nothing to Envy: Ordinary Lives in North Korea"
John W. Dower, "Cultures of War: Pearl Harbor, Hiroshima, 9-11, Iraq"
Patti Smith, "Just Kids"
パティ・スミスが全米図書館賞の最終候補だなんて、かっこいい!ぜひ賞を取って欲しいです。
Justin Spring, "Secret Historian: The Life and Times of Samuel Steward"
Megan K. Stack, "Every Man in This Village Is a Liar: An Education in War"
Poetry:
Kathleen Graber, "The Eternal City"
Terrance Hayes, "Lighthead"
James Richardson, "By the Numbers"
C.D. Wright, "One with Others"
Monica Youn, "Ignatz"
Young People’s Literature:
児童書とはいえ、高校生以上が対象のYA(ヤングアダルト)なので、中学生以下の子供向けではない作品が多いジャンルです。
Paolo Bacigalupi, "Ship Breaker"
Kathryn Erskine, "Mockingbird"
高校での銃撃事件後のストーリー。これは以前から話題になっていて、読もうと思っていた作品でした。
Laura McNeal, "Dark Water"
家庭の問題やティーンの悲劇的な恋がテーマのようです。
Walter Dean Myers, "Lockdown"
なんと、少年院に関するお話。
Rita Williams-Garcia, "One Crazy Summer"
洋書ファンクラブJr.の生徒さんと一緒に「来年のニューベリー賞を予測して読もう」という計画を立てており、これはそのうちの1冊でした。60年代のアメリカ西海岸が舞台で、11歳の黒人の女の子が主人公です。来週のレッスンの後でレビューを書きます。
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