先日ご紹介した無料ebook「What Matters Now」の発案者Seth Godinがまたまた出版界に波紋を投げかけてくれました。今回はgallycat.comの「Seth Godin Criticizes Simon & Schuster CEO’s Year-End Letter」というセンセーショナルなタイトルつき。
話題の元になったのは、Godinの「You don’t have the power」というブログエントリーです。ここで彼が問題にしたのは、Simon & Schuster CEO Carolyn Reidyが書いた次の部分です。
Publishers Weeklyの記事によると、 後ろ向きなSimon & Schusterに対して電子書籍で無料ebookなどのマーケティングに力を注いだRandom Houseの2009年の収益は上がっています。特に電子書籍の延びは、パーセンテージで3桁だということです。
“The Random House digital future is a core focus of our company’s overall strategy,”というように、ランダムハウスは電子書籍を将来生き延びるための重要な戦略にしているのです。
話題の元になったのは、Godinの「You don’t have the power」というブログエントリーです。ここで彼が問題にしたのは、Simon & Schuster CEO Carolyn Reidyが書いた次の部分です。
"We must do everything in our power to uphold the value of our content against the downward pressures exerted by the marketplace and the perception that 'digital' means 'cheap.'
“「電子書籍は(紙媒体に比べて)安いものである」という認識と市場の圧力(つまり消費者主導の電子書籍の低価格)によりコンテントの価値が下がっていることに対して、我々は総力を尽くしてコンテントの価値を守らなければならない”といった内容。
それに対してGodinは次のように語っています。
You don't have the power. Maybe if every person who has ever published a book or is ever considering publishing a book got together and made a pact, then they'd have enough power to fight the market. But solo? Exhort all you want, it's not going to do anything but make you hoarse.“ あなたにそれを止める力はありませんよ。もし、これから出版を考えている者を含む出版に関わるすべての人物が集まって協定をとりかわすのならば市場と闘うのに十分な力ができるかもしれませんが、御社が単独で?思う存分熱い説教をされるのはけっこうですが、声が嗄れるだけですよ”
詳しくはGodinのブログをご覧いただくとして、彼の意見は次のように集約されます。
If I'm an upstart publisher or a little-known author, you can bet I'm happy to sell my work at $5 and earn seventy cents a copy if I can sell a million.
“立ち上げたばかりの出版社やあまり知られていない作家であれば、もし百万冊売れるのであればよろこんで1冊5ドルで取り分70セントの価格で売りますよ”
Smart businesspeople focus on the things they have the power to change, not whining about the things they don't.
“賢い実業家は自分が変えられないものに対して泣き言を言ったりはしません。自分が変えることができることに焦点を絞るものです。”
Publishers Weeklyの記事によると、 後ろ向きなSimon & Schusterに対して電子書籍で無料ebookなどのマーケティングに力を注いだRandom Houseの2009年の収益は上がっています。特に電子書籍の延びは、パーセンテージで3桁だということです。
“The Random House digital future is a core focus of our company’s overall strategy,”というように、ランダムハウスは電子書籍を将来生き延びるための重要な戦略にしているのです。
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