6月23日にマーケティングのベストセラー書The Long Tailの作者でWiredの編集長(the editor-in-chief)のChris Andersonの最新作Free: The Future of a Radical Priceの盗用疑惑が生まれ、書店から回収騒ぎになっています。
VQRのサイトによると、広範囲にわたってWikipediaの文章を引用としてではなく著者の文として使用しているようです。
この疑惑が明らかになった当日に夫が本を購入していますが、私は旅行中だったのでまだ実際に文をチェックしてはいません。
疑惑が明らかになった時点で出版社はすでにマーケットに流出している本を回収する手続きをとっています。アマゾンではまだ注文できるようですが、実際に購入できるかどうかは不明です。また、出版社は改訂したものを改めて発売しなおす予定のようです。
追記:著者のサイトによると、Wikipediaの文を引用として注釈をつける改訂をしたものを印刷しなおして現在発売しているようです。(なおわが家にあるハードカバーはその改訂がされていないオリジナルです)。数箇所チェックしただけですが、確かにこのままではAnderson本人が書いたとしか解釈しようのない文です。なお著者の釈明と対応は直接本人のサイトををどうぞ。VQRとAndersonのサイトでのコメントが面白いです。
けれどもそこはさすがAnderson.コントラバーシャルな事件からちゃんと立ち直って自らのサイトで改訂版のebookを無料(Free)で読むキャンペーンを行っています(洋書ファンクラブでも読めます)。また、このサイトからオーディオ版も無料でダウンロードできます。
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