米国で最大手の書店チェーンBarnes and Nobleが市場最大(なんと70万タイトル以上!) のeBookオンライン書店を始めることを発表しました。
Kindleと異なるのは、iPhone, iTouch, ブラックベリー、アップルとPC両方のコンピューターで読めるだけでなく、ソニーの電子ブックリーダーの最大の問題であった、ワイヤレスでのデバイスへの直接ダウンロードも可能にすることです。
そのデバイスは英国Plastic Logic社のもの。なかなかクールなデバイスのようです。
最初は米国市場だけのようですが、これがうまくゆけば海外への進出はあり得るでしょう。
AmazonとB&Bの戦いは最近Amazonの一人勝ちのような感じでしたが、これからはわかりませんぞ。
追記(7/22):B&Bの電子ブックリーダーが英国でも販売される予定のようです。時期はまだ不明ですが。
追記(10/28):Bernes & Nobleからの発売日が決まりました。詳しくはこちら。
■アマゾンはビッグブラザーか! Kindleで売った『1984年』と『動物農場』を遠隔削除―Kindleも社会を変革する一つのツールになるか?
こんにちは。アマゾンでいったん販売した電子書籍を削除して、アメリカ国内で大問題となったそうです。草創期というのは、こういうことが起こりがちなものです。しかし、このkindle、アメリカでかなり普及しつつあります、昨年のクリスマス時期には金融危機にもかかわらず爆発的に売れたそうです。こうした電子書籍は、これからの社会変革に大きな役割をになっていくと思います。日本でも、経済対策というと、すぐお金をばら撒くことを考え勝ちですが、たとえば、電子書籍を広めるような施策など結構低い投資でやればできると思います。このような変革など日本でも率先して実施すべきものと思います。ここに書いてしまうと、長くなってしまいますので、詳細は是非私のブログをご覧になってください。
投稿情報: yutakarlson | 2009年7 月21日 (火) 20:33
コメントありがとうございます。
Kindleで売っていたGeorge Orwellの作品が違法だったということが判明して、既に買っていた人のKindleのライブラリから断りもなしに消してしまい、Emailで「返金しました」、という連絡だけがきたというニュースはTwitterでもかなり話題になりました。記事にしようかな、と思ったのですが、時間的なつごうで別のニュースを優先させてもらいました。
アマゾンはゲイ/レズビアンの作品についても、カスタマーサービスで読者や作家たちを怒らせた経験があるのに、またこれをやったので人気ががた落ちという感じですね。
我が家にはKindleとKindle2がありますが、Kindleに強力な競合が現れるのは大歓迎です。でも、B&Bみたいな大書店だけでなく、できれば新しい小さい会社がもっとがんばってほしいと思います。
投稿情報: 渡辺 | 2009年7 月22日 (水) 04:59