レベル: I Can Read Book 2
書評 by ひかるさん
この本には、HenryとHenryのペットMudge、Henryのお父さん、お母さん、いとこのAnnie、おじいさん、おばあさん、おじさん、おばさん、と沢山の人が出て来ます。
この題名のFamily Treesというのは「家系図」という意味もあるそうですし、Annieの家には「大きな木」があります。
HenryはSloppy kissの大嫌いな男の子で、ある日、いとこのAnnieの家で親せきが集まるパーティに行く事になりました。「INVITATION]と書かれた封筒が届き、
最初はケーキが食べられるので、大喜びしていたHenryですが、Sloppy Kissの事を思い出して、心配になってきてしまいました。それで念のため、ペーパータオルを持って出かける程です。
いとこのAnnieの家では親せきが集まって、賑やかなパーティが行われていました。
Henryは恥ずかしがり屋でした。ところが、ここに来ている人たちはフレンドリーでHenryの家族が来た事が分かると集まって来て、たちまちHenryとMudgeは人気者になりました。
私も親せきが集まる食事会に行ったりします。
中には大きな声のおじさんがいたりして、小さい時は怖かったけど、今ではとっても楽しく過ごしています。私よりHenryの方が恥ずかしがりやかもしれません。
Henry And Mugdeの本は、例えば、Arnold Lobelの本と比べてもページ数は10ページくらい少ないし、1ページに書かれている文章もとても少ないので、学校の宿題等の合間に読み切れるところも好きです。
レベルとしては易しいけれど、アメリカ的な習慣等も出てくるので、日本との比較も出来ます。
「INV ITATI ON」これって、(真ん中の部分)Mudgeの顔に見えて来ませんか?
じーっと見ていたら、思わず笑ってしまいました「INVITATION」。
渡辺のメモひかるさんとは、「Sloppy kiss」がどんなものか、というのでいろいろエピソードを話して楽しかったです。アメリカでは、家族が集まると挨拶としてハグとキスをするのですが、おじさんやおばさんたちのハグとキスは、ちょっとべたべたすぎることがあります。それが、子供たちは苦手なのです。「Sloppy kiss」とは、べしょべしょのキスという感じですね。でも、それがもっと得意なのは大型犬のMudge じゃないかと。好きな人を見ると、べろっと舐めますからね。
Henry and Mudgeのシリーズは、Level 2の中では簡単なほうですが、その簡単な中に、動物や家族との愛情がいっぱい詰まっていて、優れものです。
ひかるさんがこのシリーズを好きでいてくれるおかげで、私も楽しませていただいています。Mudge に似た犬が欲しくなってしまうのは、困りますが。
INVITATION(招待状)の真ん中の部分が、Mudgeに見えてくる、というひかるさんの感想に、じっと眺めてみたら、本当に見えてきました。こういう発見も、面白いですね。
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