対象:小学校高学年から中・高校生/ファンタジー
書評 by MoeさんNobody(Bod) は、家族が惨殺された時に、偶然墓場にいました。Bodも殺される危険があり、その安全のため に、彼は、Ghostたちと生死のちょうど真ん中にいるSilasに育てられることになりました。。。
この本を読み終えて一つ疑問が残りました。それはなぜSilasがBodに墓場から出てほしいと思ったのかということで す。お話の中にはSilasがBodのことが好きだと分かる場面があります。なのに。。。これが私がこの本が好きになった理由です。つ まりこのお話には場面の裏のプロットがあるのです。もちろん人によって、違うと思いますが。私の意見だとBodはSilasのように なってしまうのだと思います。だからSilasはBodのためを思って墓場から出て行ったほうがいいと思ってBodを墓場 から追い出したのだと思います。このような思いやり、愛情関係などが上手くあらわせていて本当にあった出来事のように感じ ました。
難しい単語はありませんが、たまに昔の言葉(thy,thee,shaltなど)を使っています。
渡辺のメモ
Moeさんにとっては、Coralineに続く2冊めのニール・ゲイマンです。洋書ファンクラブと洋書ファンクラブJr.でよくご紹介する作家ですから、何回登場するか一度宝探ししてみてください。Googleの検索を使う手もありますが、あんまりあてにならない検索ですから、全部みつかる保証なしですよ(^^)
Moeさんと私に共通のお気に入りキャラクターは、生者と死者の中間にいるSilasでした。もしBodが墓にそのままいたらどうなったのか、Silasはどうしてあんな行動をとったのか、Moeさんの意見に「なるほど」と思いました。
今回の新しい試みは、好きな作品の登場人物を使って、ファンが勝手にお話しを作ってしまうという、ファンフィクションです。他人のキャラクターを使って小説を書いて売るのは著作権の侵害ですが、ファンが自分の楽しみのために書く事は許容範囲です。能動的に読書をするもうひとつの手段ですので、興味のある方はぜひ試みてください。
Moeさんが書いた初めてのファンフィクションはこちらです。「こうなって欲しいなあ」、と思うエンディングを書いてくれました。洋書ファンクラブに私が書いた書評はこちら
コメント
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