昔、デンマークの企業の東京支社に勤めていたので、デンマークには出かけたことがあるのですが、スウェーデンの訪問は今回が初めてです。
とてもユニークなホテル Nobis Hotelに泊っており、今日取材をしました。その後、夫と二人で、ミシュランガイドで星1つを得ている Fredsgatan 12 (通称F12)でランチを取りました。
まず、古いストックホルムらしい美しい外観と、
パンが、黒い木の箱に入って出てきます。給仕の方が蓋を開けると、美しく並んだ3種類のパンにうっとり...(写真は、すでに2つ食べちゃった後です)
美味しいものをいただく前後の私は常にハッピーです(風が強かったので、髪が乱れてますが ...)
まず、最初のコースは、VENISON TARTARE(鹿肉のタルタルステーキ)
タルタルステーキといっても完全な生ではなく、外部を軽くローストした鹿肉にホースラディッシュソースとカリックス産のシロマスのキャビア添えです。鹿肉の味が分かるような繊細な味付けでした。
2コースめは、CHANTERELLES SOUP with browned onion(甘く炒めたオニオンを添えたシャントレル茸のスープ)。クリーミーなスープは薄味。茸は酸味のある味付けで、甘くブラウンに炒めたオニオンとの素晴らしいハーモニー。
3コースめに、夫はOVEN BAKED CHAR with creamed spinach and boiled potatoes(オーブンでローストした北極イワナ、ほうれん草のクリーム煮、茹でたジャガイモ)を注文しました。イワナは、ベルベットのようにスムーズな舌触りで、押さえた味付けです。クリーム煮も、ほうれん草の味がよく出ています。
私は、RIB EYE STEAK OF VEAL “CAFE DE PARIS” with tomato salad and roasted potatoes (子牛のリブアイステーキ「カフェ・ド・パリ」)を注文しました。子牛の火の通り具合と柔らかさは、パーフェクト。でも、塩が少々強めで、カフェ・ド・パリ・ソースの香りが、私にとっては少々くどかった感じでした。
最後はCHOCOLATE CAKE with berry sorbet and white chocolate créme (ベリーのシャーベットとラズベリー、ホワイトチョコレートクリームを添えた、チョコレートケーキ)。押さえた甘さが、日本人の私の舌にもぴったり。クランチーな歯ごたえのトップもなかなか洒落ていて、とても素敵なエンディングでした。
お値段のほうは、2人で1100 SEK(約165ドル)と夕食よりずっとお得です。でも夕食とレベルを比較することはできないと思います。夕食であれば、ここよりも美味しい所で食べたことは何度もあります。でも、ランチとしてはレベルが高いと思いました。
夜のほうは、ワインカップリングをすると、1人3,200 SEK 4,000 SEK(+チップ)のFrantzén/Lindebergよりは安いものの、1人2,000 SEK(+25%のサービス料+チップ)になります。ビジネスではなく自分の財布で食べる方には覚悟が要りますね。
でも、私のように、「買い物よりも食べ物」という主義の方には、オペラやバレエを楽しむのと同様に「芸術の体験」としてとらえれば、そう高くもないと思うのです。食いしん坊の私の意見にすぎませんが(笑)。
アリゾナさま
なんと市役所からABBAツアーがありましたよ!私は行きませんでしたが、すごいと思いました。The Girl with...のミレニアムツアーもあり!
スウェーデンはとっても素敵でした。今日ミシュラン2つ星の体験記を書きましたので、時間があるときにでもお読みください。その他の写真も近いうちにアップしたいです。
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2011年9 月20日 (火) 06:44
ゆかりさん、
とてもおいしそうですね~!The Girl with...を読んだばかりなので、スウェーデンが気になります。(ちなみに洋楽もABBAから入りました)
投稿情報: アリゾナ | 2011年9 月20日 (火) 01:20