アルクさんから、「Hope for Japan Fair」用に「日本人でも知らない!?外国人の大疑問―日本語・異文化のギャップで笑えるコミックエッセイ 」と「英語で日本紹介ハンドブック 」を3冊づついただきました。どちらも、外国人に日本を紹介する時にとても役立つ本です。
まずは「日本人でも知らない!?外国人の大疑問―日本語・異文化のギャップで笑えるコミックエッセイ 」。
私が英国で英語教師養成コースを終えて帰国したとき、最初に就職した先が「日本語学校」でした。英語教師のポジションがなかったんです。そのときに知り合ったのがいろんな国からやってきた多くの留学生。Hが発音できなくて「鼻の穴」が「穴の穴」になってしまうフランス人学生とか、「あの女の子すっごく可愛い」と言っているつもりで「すっごく怖い」と発音しているアメリカ人学生とか、とても面白いエピソードにあふれた日々でした。
この本は、日本人が想像できないような外国人留学生の疑問の数々がコミックで登場します。それがまた、大爆笑に面白いのです。たとえば牛丼屋に入れない理由とか。これを読んでいると、他にも同じような体験をした人と「こういうことあったよね!」とおしゃべりしたくなってしまいます。
ともかく面白くて、可笑しくて、素直に楽しめる本です。そして、外国人留学生に援助の手を差し伸べたくなってしまいますよ。
次は「英語で日本紹介ハンドブック 」。
これは、もっときっちりと日本を英語で説明する本です。
「暮らし」「文化」「国家と国土」という3つのカテゴリーを全て網羅し、統計数字を含めた説明を載せています。また、外国人がよく訊ねる質問とその回答も載っていますので、本当に便利です。
若い頃に、外国からのお客さんが来るたびに案内係をさせられたのですが、そのときに知らないことを沢山質問されてすごく困ったのを思い出しました。この本があったら、ずいぶん楽だっただろうと思います。だって、日本人だから何でも知っているというわけではありませんから。
通訳ビギナーや外国人を案内する機会がある方にとってもおすすめですよ!
私は、アルクの「月刊アルコムワールド」で、洋書のご紹介をさせていただいています。
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