糸井重里さんと「ほぼ日」の皆様のボストン出張3日目、最終回のご報告です。
前日はMITに留学されている皆さんとランチをされたご一行ですが、この日は、ツイッターでMITに出し抜かれたハーバード組の番です。その様子は、「ボストン・モントリオール通信」をご覧下さいね。
翌日モントリオールに向けて出発される糸井さんと「ほぼ日」のみなさんにお別れを告げる前に、もう一度フィナーレにおつきあいいただきました。
せっかくクリスマスの雰囲気が盛り上がる時期にボストンにいらしていただくのですから、地元の人々が楽しみにしている行事を味わっていただきたいものです。そのときはまだ夏だったのですが、思いついたのがボストンバレエの「くるみ割り人形」です。
前日に私からバスケのチケットを奪ったブライアンは、そのとき招待したのに「バレエはパス」というつれなさ。夫のデイヴィッドも「男はそんなの観たくないと思うけど...」という気の進まない意見。
けれども私は、自分が観たいということもあり、「ジョニー・ウィアーとシルク・ドゥ・ソレイユが好きな人であれば、絶対楽しめる!」とワガママを貫いたのでありました。せっかくなので、 オペラ・オペレッタ訳詞家の三浦真弓さん、石井教授と菅谷明子さんご夫婦もご招待しました(ボストン在住の日本人を援助するNPOを設立された渡辺哲子さんもご招待したのですが、病み上がりで欠席)。
さて、上記の人々の共通点は何でしょう?
正解は、「ツイッター」です。
ツイッターは、「いま、めしくった」とか「おぺらはうす、なう」だけではないのですよ〜。こうしてちゃんと有意義に繋がってるのです(と、また本の宣伝になりそうなので、このへんでやめます)。
でも、みなさん、お疲れみたい(オペラハウスは会場内写真撮影禁止なので盗み撮り。やっぱり見つかって怒られました)。
バレエが退屈で眠ってしまわれたらどうしよう?
あ、やばい...スガノさん、寝そう...
静かに元気なのは、ぐっさん(山口さん)。
でも、幸い舞台に近い席だったので、いったん始まったら、バレエのフィジカルさに皆さん驚かれた様子。眠気は醒めたようです。
嬉しいことに、この夜シュガープラムの妖精を踊ったのは日本人バレリーナの倉永美沙さんでした。小さな身体とは思えないほど大きな踊りに、糸井さんも「ほぼ日」の皆さんも感心していらしたようです(下のビデオでちょっとだけですが、彼女のシュガープラムの妖精の踊りを見ることができます)。
この日のバレエには、ランチを一緒にされた留学生の皆さんもいらしていたようです。インターミッションの間に、糸井さんを囲んで日本人の皆さんが記念撮影、という場面もありました。
糸井さんは、これまでバレエにはご興味がなかったようですが、お母様はバレエの大ファンだったそうです。DNAに潜伏していたダンサーの血が騒いだのでしょう、糸井さんはインターミッションの間に、2階バルコニーでのピアノ生演奏にあわせて踊っていらっしゃいました。
その姿を眺めつつ、「どうしよう?」「いいんじゃない?」といった感じでささやきあっていた若い女性が二人、糸井さんに近づいてきました。だいたい予想できますよね、次に何が起こるか。
思わず笑う、その後の展開です。
いや〜、それにしても、糸井さんって、本当に気さくで、ユーモアたっぷり。
最終日になって、糸井さんと記念撮影するのを忘れていた私が、ぎりぎりすべりこみセーフで記念撮影をしました。
でも出かける前に大慌てで夫のカメラを借りたのでフラッシュの操作が分からなくて、フラッシュなしの写真(大笑い)。でも、そのほうが見栄えが良いようなので、これにしましょう。
糸井重里さん、「ほぼ日」の篠田さん、スガノさん、永田さん、ぐっさん、刺激的で楽しい経験を、どうもありがとうとうございました。
ボストンより愛をこめて。
アリゾナさん、こんにちは。
嬉しいお言葉です!
ね、Freedomは最後に救われたと思いません?
でも、そのおかげで全米図書賞のノミネーションを逃したような気はします。
これからもどうぞ宜しく!
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2010年12 月 8日 (水) 04:17
糸井さんとほぼ日チームのリポート楽しく拝見させていただきました。ほぼ日に掲載されている新宿鮫のファンなので、ゆかりさんのブログに糸井さんたちがでてるのは、自分の大好きなサイトが合体したようで、読んでいてとても楽しかったです。
追伸、いつもAudiobookなので、多読チャレンジには参加できないのですが、Freedom聞き終わりました。途中で辞めたくなったのですが、ゆかりさんの最後が良かったとのコメントを読んだのでがんばりました、そしてその甲斐があり、最後まで聴いてよかったです。これからも参考にさせていただきます。
投稿情報: アリゾナ | 2010年12 月 7日 (火) 23:27
この後の女性の反応も楽しいのですが、カメラの前に人が立ってしまったので、ここでカットしました。
糸井さんって、常にユニークさを持続している方です。表面がかるく、やわらかくても、その根底には体験に裏打ちされた人間洞察があります。そこが常人とは異なるところでしょうね。
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2010年12 月 6日 (月) 21:59
まさかの展開に楽しくなりました。
嫌な顔ひとつせず快く受ける糸井さんは素敵な方ですね。
そして、もう一枚、といった仕草で距離をグイッと詰める姿。
普段からこんな風に被写体と接しているのかな。
女性お二人の輝く笑顔に向かって、大きく一歩前へ。
今この瞬間の素晴らしさは、その一歩によってカメラに収められるんですね。
投稿情報: リエ | 2010年12 月 6日 (月) 21:54