昨日はアンティークで有名なPortobelloマーケットへ。
寒いのに、さすが土曜日ですごい人ごみでした。いったん1つの方向に進み始めると途中で方向を変えることができなくなるくらい。
高校生の娘はジュエリーとコートを探していたのですが、彼女はけっこう節約家なので無駄遣いの心配はありません。私が心配するのはすぐ衝動買いする蒐集家の夫です。アポロだけでなく、腕時計、カフリンク、ピン、古い飛行機の部品、ランド・ローバー、アンティークの家具、古美術品...ありとあらゆるものに興味を抱いて集めてきたので、わが家の私のスペースは減るばかり。最初に「大きなもの、重いものは買わない」と約束させ、まめにチェックしました。でも、娘が「これが欲しい」とも言っていないのに、「古い鍵をネックレスにすると素敵だね」と興味を示したからといって1800年代の鍵を40ドルで買ってしまうのですから油断はなりません。すでに持っているタイプのカフリンクを「面白いデザインだから」という理由で買いかけていたところを眼力で阻止しました。
買い物で満足した後は、念願の中近東料理の探索です。タクシーの運転手に尋ねたところ、「レバノン料理はどうか?ロンドンで一番美味しいところを知っている」というので連れて行ってもらいました。シェパーズマーケット(Park LaneとPicadillyのコーナー)にあるAl Sultanというお店です。午後3時半という中途半端な時間だったので予約せずに入れたのがラッキーでした。レバノン料理は初めてだったのですが、トルコ料理やギリシャ料理に似ていて、それらやエジプト旅行中に食べたどの料理よりも美味しくて、感激しました。前菜を5つか6つ注文し、メインのMix grillを1つ注文、というのが慣れない者には良い選択のようです。一番最初に洗っただけのトマトやキュウリが丸ごと皿に盛られて出されたので、「これどうやって食べるのですか?」と質問したら、不可解な顔で「ナイフで切って食べる」という答えが戻ってきました。そういわれてみればそうかもしれませんが、やっぱり尋ねますよね。
その後は娘のリクエストで映画Dorian Grayを観に行きました。これは米国では今のところ劇場公開の予定はないので私も賛成。オスカー・ワイルドにはまったく興味のない夫を説得しました。
「たぶんR指定だよ」と私が予告したとおり「15歳以上(英国版R指定?)」でした。夫が「こども割引は?」と尋ねたら窓口の人が「これは15歳以上指定ですからこども割引はないですよ」と苦笑。どんな親だと思われたことか。。。
ストーリーの概要はDorian Grayでしたが、ワイルドの皮肉な口調があまり反映されていないホラーのような感じで、娘は「too sexualに作りすぎている」と苦情。★5つを満点とするならば★3つ程度です。ロンドンの雰囲気と衣装は素敵でした。主役のDorianの美しさは期待に背いていないかどうか娘に尋ねると「Twilightのロブの選択よりずっとまし。それに髪が良かった」。それを受けて夫も「確かに髪が良かった」。ということで、これから観る機会のある方はDorianの髪に注目してください。
今日これからボストンに戻ります。
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