今日政治番組を見ていて、ベルリンの壁崩壊20周年を記念する行事について耳にし、「もう20年も経つのか」と感慨を新たにしました。
私が最後にドイツを旅したのは、まだドイツが東西に分かれているときでした。そのときに滞在したのは英国で知り合い、6歳の年齢差にもかかわらず親友になったYvonne Neuhausの家でした。父親が建築家というだけあって素敵な家で、Yvonneがアルバイトに出かけている間、ドイツ語しか話せない母親とドイツ語ができない私は、広いキッチンのテーブルでコーヒーを飲みながら片言と身振り手振りで会話をしたものでした。
ベルリンの壁の崩壊当時(1989年11月9日)に、ベルリンで一人暮らしをしていたYvonneが日本に住む私に送ってくれたのが、壁の一部です。
それ以降互いに多忙になり、引越しのときに彼女の両親の住所が載っている手帳を紛失してしまい、Yvonneとコンタクトを取ることが不可能になってしまいました。壁のかけらを目にするたびに彼女と過ごした楽しい時間や何度も語り合った「将来のプラン」を思い出します。過去の失恋の相手やボーイフレンドたちの名前はちっとも思い出せないのに、同じ時代の友達の名前だけは決して忘れないでいるというのは不思議なものです(高校生のわが娘にも、「だから失恋しても人生に失望するものではない。10年、20年たてば名前も覚えていないくらい人生に影響がなくなるのだから」と言い聞かせています)。
Dear Yvonne Neuhaus,
Do you remember that day driving back from Netherlands eating chocolate and singing Kate Bush's Wuthering Heights? If you happen to find this page, please, please contact me!
Your friend forever,
Yukari Watanabe
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