未開でしかも最も伸びているe-bookの業界は水面下で敵を出し抜く激しい競争がくりひろげられている様子です。KindleのうえにStanzaを買い取って独走しそうな勢いのAmazonですが、カラーインクの電子ブックリーダーの発売も予定されていますし、決して勝負が終わったわけではありません。
そこに、最近ソーシャルネットワーク系パブリッシャー(social publisher)のScribdがe-bookの販売業を始めたというニュースです(Publishers Weeklyの記事)。
大手出版社から個人まで誰でも利用でき、販売の方法(オンライン購読のみ、PDFダウンロード可能、PDF,DRM, ePub全部、携帯へのダウンロード可など)が選択でき、しかも販売者が売り上げの80%を受け取ることができるという魅力的なものです(Kindle版で著者や出版社が受け取る額はその作品によって異なるが、はるかに少ない。「ええ~っ!あんなに売ったのに、これだけしかくれないの?」というレベル)。
私も出版社の無料購読キャンペーンなどでScribdはよく利用し、著作権侵害の作品が載っていることは気になっていました。Scribdは、その厳しい管理にも乗り出すようです。
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