StanzaとKindleを1週間ほど使い比べた中間報告です。
現時点ではKindleからStanzaには切り替えられないというのが率直な感想です。たぶん私のライフスタイルに合っていないだけの話なのでしょうが。
さてそれぞれの利点と欠点を挙げてみましょう。
Stanza
長所:
・コンパクトなこと。
iPhoneひとつ持てば音楽も聴けるし本も読めるのは抗いがたい魅力です。
・ページをめくるのが速いこと。ダウンロードを待つのに苛立つことはありますが、待たずに次のページに移れるというのはKindleにはない長所です。
画面が明るいので、暗くても読めること。娘が楽器の練習をしている間、車の中で待たされる私にはけっこう大事なことです。けれどもKindleの画面が光らないのは、目が疲れないようにデザインされているからで、それを欠点と呼ぶのは失礼かとは思いますが。
短所:
・選択肢が少ないこと。最新版の注目の本があまりないというのは困ります。
・価格。新刊のハードカバーはKindleでは(例外はあるものの)ほぼ9.99ドルと決まっています。同じ本がStanzaでは14.99ドルなどいずれも高めの設定になっています。
・トレッドミルで走りながら読むには画面が小さすぎること。ページを何度も変えなければならないことや、触れていないとすぐに消える画面は走るのには不向きです。これは実に個人的な理由で申し訳ないですが、最大の問題なので。
Kindle
長所:
・このごろはKindleになる本が増えていて、ほとんどの注目の新刊を発売日に入手できます。誰よりも早く読み始められるのは魅力です。
・Kindleから消してもAmazonの自分のライブラリーにずっと残るので、後でまた送りなおして読み返すことができます。本を捨てずに整理整頓ができるのがうれしいところです。
・価格。家族全員が読む本は本の形で買うことにしていますが、私しか読まないとわかっている新刊ミステリーをバーンズ&ノーブルで24ドルで買うのはためらわれます。Kindleであれば9.99ドルなので、遠慮せずに新刊を読めるというわけです。
・無料サンプル。無料で最初の一部をダウンロードできるので、面白そうかどうかを確かめてから買うことができます。人気作品でも自分のテイストに合わないときがよくあります。とても便利です。また、気になる本で買うかどうかを決められないときに、サンプルをダウンロードしておけば覚えておくことができます。
・栞やハイライト(色はつきませんが)の機能。後で読み返すのに便利です。
・(私にとって)最大の利点は、トレッドミルで走りながら読めるということ。
ドキドキはらはらのミステリーやマイケル・クライトンを読んでいると、あっという間に1時間以上走っていたりします。
「本を読みながら走る」という実現不可能に思えた夢をかなえてくれたのはKindleだけなのです。
短所:
・ページめくりの不便さ。
あまりにも遅くて、もう一度推すと、2ページとんだりします。
・バッテリーの持続性。読むだけでしたら長持ちしますが、本を探しているとあっという間にバッテリーが枯渇します。ですから、私はコンピューターで購買してからKindleでダウンロードすることにしています。
・Whispernetのコネクションが悪いこと。Kindleに直接ダウンロードするのにはWhispernetを使うわけですが、これはアメリカ国内のみです。またアメリカ国内でも繋がる場所とそうでない場所があります。また、わが家ではコネクションが悪く、裏庭に出ないとダウンロードできません。
こんにちは、「お気楽ペーパーバックの楽しみ」のmikaです。私の作りたてのブログにコメントをいただきありがとうございました。
さて、この記事とっても興味をひかれます。今後もぜひ関連記事を期待しています。
投稿情報: mika | 2009年1 月16日 (金) 07:25
mikaさんこんにちは。「お気楽ペーパーバックの楽しみ」とても手がこんでいてこれからが楽しみです。今後もいろいろ情報や意見交換できればうれしいです。
投稿情報: 渡辺 | 2009年1 月16日 (金) 19:52