パブリッシャーズ・ウィークリー(1/19/2009) の記事によると、アメリカでの読書人口は、2002年の115百万人から2008年は119百万人まで増加しているということです。でもそれは、「一年間に一冊でも本を読んだ人」の割合(18歳以上成人人口のみ)で比較すると56.6% から54.3%に減少しているとのこと。
けれども、次が重要な点です。
文芸作品(長編小説、短編小説、詩)の読者は顕著に増加しているのです。それも、46.7% から50.2%。これは、私が以前に「本を読むアメリカ人が増えている」と(ただの感覚で)語ったのと一致しています。
特にアメリカの出版界に希望を与えるのは、18歳から24歳の文芸作品の読書人口が、42.8%から51.7%と最も大きな伸びを示していることです。ケータイやオンラインに時間を割く若い世代が小説を読んでいる、というのは日本の出版界にとってはうらやましい現象ではないでしょうか。
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