このブログプロバイダでの不都合が増えたので、
思いきってブログを移動しました。
残念ながら自動で新しいサイトに移ることができないので、新しい「洋書ファンクラブ」を訪問してブックマークしてくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。
『洋書ベスト500』でいくつかの文学賞を紹介しているが、ブッカー賞(The Man Booker Prizes)はその中で最も由緒ある文学賞のひとつである。対象になるのは、(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、インドなどを含む)イギリス連邦にアイルランド共和国とジンバブエを加えた国の作家である。
続きを読む "ブッカー賞の戦略的な変身" »
昨日9月2日に2013年ヒューゴー賞受賞作が発表されました。
ヒューゴー賞は、SF(ファンタジー、ホラーを含む)の分野では最も古い文学賞で、世界SF大会(Worldcon)が管理と授与をしています。投票するのはWorldconの登録メンバーなので、よくある文学賞とは異なり、売れる作品が多いのが特徴です。
2013年の受賞作
続きを読む "2013年ヒューゴー賞発表" »
新刊のお知らせです。
続きを読む "新刊『洋書ベスト500』発売のお知らせ" »
...という話だが、それが明らかになったいきさつが興味深い。
英国のThe Sunday TimesのArts部門の編集者Richard Brooksがスクープしたものだが、その発見が推理小説そのものなのである。
同僚がThe Cuckoo's Callingというミステリについてツイートしていたところ、匿名のツイッターユーザーから「それはJ.K.Rowlingの作品だ」というリプライを受けたらしい。(その後、そのリプライは消去されてしまっているようだ)。そのいきさつについては、Business Insiderの記事が詳しい。
続きを読む "ハリー・ポッターの著者J.K. Rowlingが偽名でミステリを出版していた" »
最近ブログ更新を怠っておりましたが、じつは昨年末から下記の新刊の執筆に追われておりました。
まだ表紙は決まっていませんが、発売予定日は7月末です。
これから発売までに「お宝」が当たる楽しいゲームを計画していますので、みなさま、期待してお待ちくださいませ。
Publishers Weeklyが2012年の電子書籍の販売部数を発表しました。
米国での紙媒体の販売部数はまだ電子書籍を上回りますが、その差は相当縮まってきています。
注目すべき現象は、ベストセラーになったミステリーのGone Girl(洋書ファンクラブの2012年『これを読まずして歳は越せないで賞』候補作)です。なんと電子書籍の販売部数が紙媒体のそれを上回ったというのです(電子書籍が100万部以上で、紙媒体は90万部)。
続きを読む "米国における(驚きの)電子書籍販売部数(2012年)" »
『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』の共著者で、世界的なベストセラー&ロングセラーThe New Rules of Marketing & PR の著者、デイヴィッド・ミーアマン・スコット(David Meerman Scott )が、ベストセラー『WORLD WIDE RAVE』(2009年発売)の電子書籍版を無料で提供します。
グレイトフル・デッドのやり方を実践する、ファンサービスのひとつです。
洋書に慣れていない人にも読みやすいし、読了しやすいので、ぜひお試しください。
今年5月刊行予定の『The End of Big』は、大企業、大政党、といったBIGの時代の終焉を語る本です。
インターネットの普及により、世界はフラットになり、新聞やテレビよりも先に素人がニュースを伝えるようになり、大きなメディア、企業、政党といったものが存在しにくくなってきています。BIGの時代が終わり、身動きしやすいSMALLなものが台頭してきているのです。
続きを読む "BIGの時代は終わった。ではどうすればいいのか?" »
いやはや驚きました。
英国の「本のアカデミー賞」と呼ばれる(業界アカデミーの会員が投票で決めるところが共通)The Specsavers National Book Awards(National Book Awards)の受賞作品が決まりました。
続きを読む "官能小説が英国のNational Book Awardsを獲得した2012年" »
先日Amazonが新世代のKindleのラインアップを発表しました。
詳しい内容は、ガジェットや米国の出版業界に詳しいプロの情報と分析が載っている下記のサイトを参考にしていただくとして、私は「プロのユーザー」の立場から語ってみようと思います。
engadeget日本版
マガジン航
続きを読む "新世代Kindleについて「アマゾン依存症患者」の告白" »
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