12月8日に「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」が発売になりました。
そして、なんと翌日(米国時間)にアマゾンで総合16位まで上がったのです!
そして、12月10日は、ツイッターで最もつぶやかれたAmazon商品の1位にもなりました。
グレイトフル・デッドを知らない人が多い日本でこれほど好意的に受け止められているのは、この企画に関わった方々の「楽しさ」が伝わってくるからだと思うのです。祖父江慎さんのデザインの素晴らしさには、日本語が読めないアメリカの出版関係者が「これは、すごい!」と連発しています。糸井重里さんのまえがきは、本文を読む前から「読んで良かった」と思わせてくれます。日経BP社でこの驚くべき本を担当された竹内靖朗さん、同じく日経BP社の、いろいろな分野で活躍されている柳瀬博一さん、「ほぼ日(正式名は東京糸井重里事務所)」の乗組員の永田さん、菅野さん、山口さん、小池さん、そして、「ほぼ日」のCFOという重要な立場でありながら、ありとあらゆる作業を引き受けてくださった篠田真貴子さんには特に、何度も、くり返しお世話になりました。こんな翻訳本の企画ってほかにはないのではないでしょうか?
私も「関わって、本当に良かった、楽しかった」と思える本でした。
私も会話に加わりたいので、ディナーが始まる前に料理を含めて準備を90%は終えてしまいます。全部レシピなし、思いつきの創作料理です。
前菜はミニベルペッパーをグリルしたものをマリネしたものです。私はペッパーの皮の焦げ目が好きなのと、剥いてしまったツルツル感が苦手なので、皮付きのままです。ブライアンの大のお気に入りでした。
スモークサーモンのサラダ。アボカドを加え、レモンとわさび、醤油、オリーブオイルのドレッシングを作って食べる直前にかけます。
アップルソース、オニオンとセロリのすり下ろしたもの、ガーリック、などなどをコトコトと煮て、フィッシュソースとタイカレーペースト、ココナツオイル、クミン、ターメリックなどを加えたベースに食べるちょっと前に薄くスライスした人参、しめじ、茹でたエビを入れます。食べる寸前に香菜を加えます。
テンダーロインポークにフライパンで焦げ目をつけ、ワインで赤い色を出し、その後オーブンでロースト。それをスライスしたものに、パイナップルサルサを食べる寸前にかけます。サルサは、フレッシュパイナップル、ライムを絞った汁、唐辛子、塩(食べる人の趣味が分かっている場合には、フィッシュソースとガーリックを使います)、グレープ、シトラスビネガー、香菜。
チキンのもも肉の和風グリル。ガーリックとショウガをすり下ろし、白ワイン、醤油、ブラウンシュガー、ごま油、玉葱のスライスでマリネしておき、食べる前にオーブンの天火のほうで焼く(焦げ目がつくから)。最後にネギを乗せる。
ブライアンのガールフレンドに小麦粉と乳製品のアレルギーがあるので、デザートはチョコレートでカバーした苺。チョコレートは料理用のカカオ90%のものを買い、それを包丁で細かく削って、湯煎で溶かします。洗って水気を完璧に切っておいた苺をカバーして、ワックスペーパーの上においてチョコレートが冷えて固まるまで待ちます。前日に作って冷蔵庫に保存しておくことができます。
ブライアンのおともでやってきたのが、ラブラドゥードルのロメオ。私はすっかりベストフレンドになってしまって、トイレまでついてきちゃうので、「ここはダメよ」と。
さてそろそろ、月曜にいらっしゃる方々のためにサインの時間です。
著者たちの会話の中で出て来たのが、翻訳企画を「やりましょう!」と言いだしてくださった糸井重里さんのことです。昨年ボストンでお会いしたときのことは「ほぼ日」のUnusualに詳しく載っているのですが、そのときに2人が驚いたのは、糸井さんのビジネスマンとしての驚くべき勘と才能でした。それだけでなく、モノポリーの国際大会で8位になるほどの腕前で、釣もプロ並みで、ゲームクリエーターで...とありとあらゆることに秀でているのに飄々としている。そのうえ、徳川埋蔵金の発掘なんてことまでやってしまう糸井さんに、2人はしみじみと「糸井さんはルネッサンスマンだね」と言うのです。
ルネッサンスマンとは、米国の男性が他の男性に対していう一番の褒め言葉です。だいたいはこんな意味です。「こんな風に生きてみたい」という男性の理想像のようなものですね。
楽しい夜でした。
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