今年から大学1年生の娘。待望のニューヨーク市に住み移ることになったのですが、コロンビア大学の入寮日とハリケーン・アイリーンのニューヨーク到来とが重なってしまいました。
悩んだあげく、私たちはハリケーンが来る前日の土曜日にニューヨークに向かいました。
正午から公共交通機関が止まるニューヨーク市では、どこもかしこも早い店じまいです。食料品店には、いずこも長い行列ができていました。
時おり雨が降りますが、風もないので、静かなニューヨーク市を散歩。合計100ブロック以上歩きました。
その道中で見つけたユーモラスな「便乗商法」(**ハリケーン警報** ブルーンバーグ市長勧告。「新しいパンツを7着用意するように!」)
そして夕方から翌日にかけて嵐が去るまで3人でホテルに缶詰です。でも、それに備えて、ちゃんとゲームを持参。ハリケーンの直前に食料品や水を買い込む人は多いと思うのですが、わが家の場合は、前日に娘と夫がでかけて買って来たのがこれ。Bananagramsです。
綴りが苦手な私ですが、まあなんとか恥をかかない程度には闘いました。
娘と一緒に観る約束をしておきながら果たせないでいた「ジェイン・エア」をホテルの有料ムービーでみつけたので、嫌がる夫を説得して鑑賞!
結果的には、家族団らんを楽しんだ一夜でした。
明け方に風が最も強くなり、ホテルの窓を横殴りの雨が叩き付けていたのですが、近くに木がないので、どれほどの強さかは分かりませんでした。
ハリケーンが去って、「目」の部分が来たのをレーダーで確認してから短時間のあいだ、散歩にでかけました。
これは、セントラルパークの入り口近くの様子です。
掃除の方を邪魔しないよう、そして二次災害を避けるために、中は歩きませんでした。
昔ニューヨーク市に住んでいたことがある夫も、こんなに静かなニューヨーク市は観たことがないと言います。
有名なダコタハウスが背景に見えますね。
この夜も、bananagramsと映画。
アメリカの大学の入寮日って、こんな感じなんですね。ボランティアの学生がいっぱいいて、とてもスムーズ。手伝いがあるのは、新入生のときだけですが。それでも親切。
ピープルウォッチングを楽しんでいたら、すごい引っ越し風景が!
黒い窓のでっかい車が2台続けてやってきたので、「誰かしら?」と興味津々で眺めていたら、学生も親もそれらの車に乗っていなかったのです。出て来たの は、スーツにネクタイの運転手と、ボディガードのような巨大な男性が2人、マネジャーっぽい女性がひとり(荷物はひとつも持ち上げず、ずっと携帯電話で話 しながら、指示をしてるだけ)。彼らに大学生ボランティアが4人加わって、どんどん荷物を下ろしてゆきます。それがまたすごい量!
娘がルームメイトとシェアしている部屋の狭さを体験してきたばかりなので、「こんなに沢山の荷物が入る寮の部屋ってあるんだろうか!」と不思議でした。「きっと、どこかの国の王様の子どもだよ」というのが夫の推理でしたが、答えを知りたい私です。
どれほど被害があるか心配しつつ戻って来たレキシントンのわが家ですが、枝が沢山落ちているだけで被害なし。ほっとしました。
今日は、大学に巣立った娘を恋しがっている暇なく、前庭と裏庭の大掃除です。3時間はかかるでしょう。
それから、からっぽの冷蔵庫を埋めるための食料品の買い出し。金曜からテキサスに行く前の取材の準備...。
Life goes onですね。
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さとこさん、ありがとうございます。
今日から重要なオリエンテーションが始まっているのですが、今日の化学のクラスを決めるテストがその時間帯に重なっているようです。サイエンスをメジャーにしない人は関係ないので、そのあたりのアレンジが大変のようです。これも、学びですよね。
楽しんでいるのか、忙しいのか、別れをつげてからまったく連絡がありません。独立心がある、ということにしておきます(笑)。
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2011年8 月30日 (火) 17:43
さすが由佳里さん!すばやい報告、楽しく読みました。これからお嬢さんの大学生活の話も時折聴けるかなと楽しみです。そしてこれからの由佳里さんの活躍も!
まずは長い間お疲れ様でした(子育てね)
投稿情報: さとこ | 2011年8 月30日 (火) 09:41