朝日出版社から、「Hope for Japan Fair」用にとても沢山の本をいただきました。いずれの本にも、学ぶことのよろこびがいっぱい詰まっています。
特に「私ごのみ」の本については別のページでご紹介するつもりですが、とりあえずフェアにいらっしゃる方のために、リストを書かせていただきます。
ご寄贈いただいた本のリスト
社会は絶えず夢を見ている
これらは著者大澤真幸氏の4つの講義をまとめたものです。いずれも東日本大震災の前に行われたものですが、3.11後の日本を、私たちがどう考え、どう生きて行くべきなのか、それに通じるものがあります。時間があれば、別のページでご紹介したい本です。
学ぶよろこび ー創造と発見ー
昔から梅原猛先生が好きだったもので、このエッセイ集はもう「同感!」に次ぐ「同感!」。他人に差し上げてしまうのが勿体ないので、自分で買ってしまおうかと思うくらいです。これも時間があったら別ページでご紹介したいです。学ぶ、ということがどういうものなのか。これから子育てをする多くの若いお父さん、お母さんに「生きる演習」とあわせて読んでいただきたいです。
いろんな場所でいろんな人に会ってきた私は、つくづく塩野さんの意見に同意するのです。「疑いをもたない秀才はいらない!」と「意味のない受験勉強を追放する法」 は特に読んでいただきたい部分です。ぜひ別ページでの詳しい説明をお読みください。
とんでもなく役に立つ数学
嫌な数学の先生に出会い、その次に受験勉強への反感が生まれるまで、私は数学がけっこう得意だったんです。だから米国の小学校で数学オリンピック指導をしたときに、自分でも驚くほど楽しみ、のめりこみました。「役に立つ」とありますが、役に立たなくても数学にどういう意味があるのか分かりますから、知識を楽しむためにおすすめです。
ベーシック・ナンバーズ
これも数字ですが、上記の本とはまったく異なり、たとえば、「世界の軍事費におけるアメリカの割合が43%」といった、統計数字の本です。「なるほど」という豆知識が好きな方におすすめです。
恋愛美術館
著者があとがきに書いておられるように、「芸術家の恋愛をめぐる人生模様と作品が織り成す、華麗な物語を紹介する試み」です。モディリアーニ、ピカソ、ジェローム、ドガ、ダンテとベアトリーチェ、マネとモネ、ルノワール、ムンク、カミーユ・クローデル、モンマルトルの夜会、モンパルナスの娘、と章のタイトルを眺めただけで、わくわくします。絵画の写真も沢山あり、堪能できる本です。
速く走るコツ
どうしたら速く走れるようになるか、を科学的に説明する「スポーツ科学漫画」です。著者は大学でスポーツ科学を教えている方です。内容は、短距離走に関することです。
怖い絵
上記は恋愛の角度から絵画を理解するものでしたが、こちらは「怖い」という印象を与える絵の歴史的背景を読む本です。どちらも、読むと芸術作品をもっとよく理解することができますので、とてもスリリングです。これをきっかけに、もっと深いからくりを知りたくなるかもしれません。
コンピューターのひみつ
この本は、私のような人のために書かれた本です。コンピューターを使うけれども、実際にはからくりを理解していない人はとても多いと思います。「入門書を読め」と思う人がいるかもしれませんが、私はマニュアル書がすごく苦手なんです。英語の小説ならネイティブ並みに読めても、日本語のマニュアルは1時間かけても1ページ読めない。そういう人でも、本書であればすっと入ってきます。
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