« Patriots' Day | メイン | オバマ大統領が連邦最高裁の判事候補にふたたび女性を指名 »

2010年5 月 3日 (月)

コメント

読みやすく、面白く、そして「もっと知りたい」と思わせてくれます。
おすすめです!

YUKARIさんの御指摘されてるとおり、「日本人が欧州や米国の歴史だと客観的な考察ができるくせに、日中戦争、太平洋戦争などに関しては歴史を分析するよりも自己防衛過剰反応を示す傾向があるということだ。」というのことは、自分にも当てはまり、このように簡潔に表現していただいてすっきりしました!日本を離れると、本当に自分は日本のことをぜんぜん知らないのだと、いうことを思い知らされる場面に何度もぶち当たります。私も、この夏この本を読んでみようと思います。

私より歴史にお詳しい方らしい感想です。
たしかに空白の部分はありますよね。ふだん欧米人とつき合うことのほうが多い私にはドイツの影響についてあまり書かれていないことにも気づきましたが、それはこの短い講義の中でどこを重点に置いて話したいか、という加藤先生の取捨選択だと思います。あの胡適の部分、生徒さんたちも「うわっ」と感じたようですね。私も実は中高生の視線そのものですから、胡適を主人公にしたドラマが見たい、なんて思いました(^^)

私はバイアスがかかった本にはアレルギー体質なので、こういう徹底的に中立の立場の本が迫力なくても好きです(私には十分迫力ありましたが)。中高生の頃は、全部をまんべんなくやらなくても「面白い。もっと知りたい」と思わせたら、それだけですごいことではないでしょうか。
もちろん、この本で講義を受けている生徒さんたちは私なんかより既にずっと歴史に詳しそうですが...

私は、とても良くできた本だと思います

今晩は、y_ytです。

この本は歴史に興味を持つのに恰好の本ですよね。

以下、私が自分のブログに昨年の9月に書いた感想です。おさし使えなければお読みください。

-----
評判になっている加藤陽子さんの「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」を読みました。

第一次世界大戦の終了(1919年のパリ講話条約)から満州事変(昭和6年/1931年)のあいだの記述がなく・・・、空白の十年となっていて折角の面白い歴史話を台無しにしていました。(加藤さんの専門は1930年代の外交と軍事ということなのに、その前提である1920年代の話しが欠けていては・・・)

ですので、「普通のよき日本人が、世界最高の頭脳たちが、『もう戦争しかない』と思ったのはなぜか?」というこの本の《売り》の完全回答にはなっていません。

とは言うものの、胡適の「日本切腹、中国介錯」論には、凄みがありました。
#それだけでも、この本を読んだ価値はあると思います。

歴史の真実は、左右両派のある程度(←ここがポイント。非常にではだめ)バイアスのかかった本を比べ読みすると、炙り出されるなとつよく感じました。

この本は左右両派に与せず中立ですので(彼女の立場は多少為政者寄りかな)、かなり迫力に欠けます。(ま、高校生に語るですから、それでいいのかも)

ナチス・ドイツがソ連に無謀な戦いを挑まなければ第二次世界大戦の様相は大きく変わっただろうと、つよく感じました。

この記事へのコメントは終了しました。

サイト内検索

Kindle!

  • Kindle(最も廉価版)
  • Kindle Paperwhite(E-inkで灯りつきスクリーン)
  • Kindle Fire(カラーで映像も観られる)
  • Kindle Fire HD(さらに鮮明な映像)
  • Kindle Fire HD 8.9"(大きめの画面で鮮明な映像)
  • Kindle Fire HD 8.9" 4G LTE Wireless(ダウンロードが超高速)

Twitter

過去のTwitterログ

現在読書中

  • Yukari's currently-reading book recommendations, reviews, favorite quotes, book clubs, book trivia, book lists

最近のトラックバック

軌跡(作品サンプル)

2015年4 月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

お願い

  • 本ブログの著作権は筆者に帰属します。無断転載はお断りします。
Powered by Typepad

Amazon.co.jp