娘が水泳を辞めちゃった(高校の競泳はまだやってます)もので、水泳の世界からほんとうに遠ざかってしまいました。1年前まではタイムを聞くと「それはすごい!」とか「それはひどい!」と反応したものだけれど、今は当時のチームメイトのお母さんからタイムを聞かされても、「それって、ヤード?めーたー?速いの遅いの?」のレベルです。9年も水泳の世界にどっぷりだったのに、忘れる速さはオリンピックレベルです。
さて、オリンピックといえば、娘の元チームメイトで同い年(学年はあちらのほうが1つ上)のElizabeth Beiselが今、世界水泳でローマで泳いでいます。
彼女のことはこれまでに何度か書きましたが、世界水泳の出場権を決めるNationalsでは16歳(誕生日は8月)なのにもうベテランの余裕を感じさせる泳ぎで、400メートル個人メドレーと200メートル背泳で優勝しました。2位でオリンピック出場を果たした種目ですが、今回は戦略に沿った冷静沈着な泳ぎで圧倒的な優勝です。
コーチのチャックの興奮ぶりが目に見えるように想像できました。
Elizabethのお母さんと弟も今ローマで観戦中です。
私の娘は(自分とレベルが似通っていて同じレーンで泳いでいた)一つ歳下の弟のほうと仲が良かったのですが、彼も自分の才能を活かせる高校の陸上競技に移行し、あまり泳いではいないようです。あのころから2人の練習を見ているとそんな感じでしたからね。やはり、好きなことをやるのが一番幸せ、ということのようです。
Elizabethの200メーター背泳のランキングはNo. 1(2:06.92)、400IMは2番目ですから、とんでもなく不調にならない限りは決勝に残るのではないかと思います。彼女の得意技は、「追い上げ」です。お母さんとよく冗談を言っていたのは、「1600メートル個人メドレーがあれば軽く世界記録を出せる」というもの。1600m自由形でも最初の50メートルより最後の50メートルのほうが速いという特異な子なのです。ですから、最初の200mくらいであまり後に遅れずにエネルギーを蓄えられるかどうか、が見どころです。
ぜひ応援してあげてください。
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