昨日は私の誕生日。
父から、「誕生日おめでとう。大きくなりましたねえ」と言われ、「歳をとったというべきでは?歳をとるのはいやだなあ」と答えたものの、すぐにふたりで「歳をとることができるというのはありがたいこと」という結論に達しました。そういうところがすでに「歳を取った」ことの証拠なのでしょう。
毎年家族に「私の誕生日だけ忘れられている」と文句をつけているのですが、ネガティブな愚痴は無視されるだけなので、1週間くらい前から娘に「私の誕生日には何をしてくれるのかな~」とキャンペーンを始めました。夫はずっと出張続きなので、ターゲットは娘です。
すると、朝起きるとキッチンのテーブルの上にケーキが乗っているではありませんか!
そこには、「Happy Birthday! (p.s. I told you I loved you.)」というメモが。私が就寝したことを確認してから真夜中にケーキを焼いたようです。いつもの彼女と異なり、後片付けもしています。なかなか感動的です。
その後は、Kindleでミステリーを読みながらトレッドミルでジョギング。
1時にレキシントン町中心街のPeet's Coffee & Teaで、ボストンの情報誌「たからまがじん」のオーナー/編集長の中島さんとお会いしました。来月号用のインタビューで30分の予定だったのですが、ついおしゃべりに熱がこもり、気がつくと2時間過ぎていました。駐車のメーターは2時間がMax。罰金を払いたくないので図書館の駐車場までスピードウォーキングする羽目に(ふだんジョギングしていると、こういうとき便利です)。
高校で娘をピックアップして「夕飯どうしようか?」という話になり、どうせ二人だけだからということでWhole Foodsでバケットやチーズを買い、こういうときのために注文しておいたアニメの「時をかける少女」を観ながらピクニック・ディナーということに決めました。
「時をかける少女」は筒井康隆原作で、私が娘の今の年齢よりも若いときにNHKでドラマ化され、高校生のときに映画化されました。ずいぶんオリジナルとは異なりますが、とっても可笑しくて胸がキュンとする、私好みのアニメでした。
選んだチーズは、French MunsterとArmish Blue(2人とも臭いチーズが好きなのです )。熟成しすぎたのかMunsterの匂いが好みよりも強烈でしたが、Armish Blueは意外なほど味がありました。それに加えて、マンゴのスライスとサモサ、Stuffed Grape Leaves(この組み合わせが怖い)、カリフォルニア産シャルドネ(これはもちろん私だけ)、そして「時をかける少女」でのお誕生日パーティは大満足でした。
その後、頭を空っぽにするために読んだのが、(娘が友達からプレゼントでもらった)YA向けのファンタジー「Marked」。母と娘がチームで書いている大ベストセラーで、以前娘に「一緒にファンタジー書いて大金持ちになろうよ」と誘ったところ、「You must be kidding」としかめ面をされました。
中島さんとのおしゃべりといい、娘と過ごすひとときといいなかなか優れものの誕生日でした。
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