大学で心理学を教えている友人宅で、テレビ中継を見ながらオバマ大統領誕生を祝いました。
集まったのは五人の中年女性。誰も「とうとうこの日が来た!」と半分信じられないような気持ちのようでした。テレビで「全員起立!」の呼びかけがあると、私たちも全員起立して参加し、ちょっとしんみりしました。
先日のマーティン・ルーサー・キングJr記念行事での席でもそうでしたが、いまだに「オバマは好きだが、ヒラリーも好き。できればこの二人に大統領と副大統領になってほしかった」という意見が聞かれます。「もちろんジョー・バイデンは好きだけれど…」と前置きしたうえで、ヒラリーへの未練を語る女性はまだまだ沢山います。
さて、オバマの演説は4年前のブッシュ大統領ときわめて対照的で、外交を重視した他国との協力関係を築き上げ、異なる形で世界のリーダーとしての役割を果たす心積もりをしめしたものでした。また、政府や銀行が自己責任を取らねばならないのはもちろん、国民も自己責任を取るべきであることを説き、彼が安易に楽観的な約束をしない大統領であることは明らかです。
いろいろな意味で、これまでの大統領とはおおいに異なるオバマ大統領が今後8年間アメリカを良い方向に変えてゆけるように祈っています。
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