興味がわくと、しばらくそれしか考えられないのに、ふとある朝目覚めるとその熱中が消えている、というのが私の根本的な性格のようです。それが音楽であれ、本であれ、実在の人物であれ、熱中しているときは良いのですが、さめたときの感じは嫌なものです。
ほんとうに、若い頃にはすべてにおいてその傾向が激しかったのですが、このごろは、歳を取ったせいか、いろんなジャンルに同時に楽しめるようになってきました。
このごろは家族全員が競争でコンサート情報を得てくるので、睡眠不足になるほどコンサート通いしています。
最近行って楽しんだコンサートの(ほんの)数例です。
カウント・ベイシー オーケストラ - Count Basie Orchestra
そうです。彼が亡くなった後もバンドは生き残っているのです。もちろん、彼が選んだミュージシャンはほとんどいなくなってしまいましたが、クラシックなスウィングを身近で聴くのは最高です。観客はほとんどが70歳以上でした。
ザ・ニュー・ポルノグラファーズ - The New Pornographers
ちょっと怪しげな名前のバンドですが、決して怪しい音楽ではありません。
別のバンド、あるいはソロで活躍しているミュージシャンが集まってちょっと変わった趣向を試みているものです。
ライアン・アダムス - Ryan Adams
夫が「ライアン・アダムスのコンサートに行く?」と尋ねたとき、バスルームにいた私は「ブライアン・アダムス」と聞き違えて『そんな趣味があったとは知らなかった』と思いつつ「いいよ」と答えたのですが、実はまったく違うミュージシャンでした。
何の先入観もなく行ったコンサートで彼のパワフルなパフォーマンスにびっくり。ジャンルも、カントリー・ロックにとどまらない幅広いもので、実に満足しました。
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