(右が15歳のElizabeth Beisel、左は200メートル背泳ぎで優勝しオリンピック出場を決めたMargaret Hoelzer. Photo by JAMD)
娘のチームメイトで15歳のエリザベス・バイセルが、水泳の400メートル個人メドレーと200メートル背泳ぎでオリンピックの出場権を得ました。
Elizabeth Bio
エリザベスは15歳とはいえ、水泳の世界ではベテラン。ナショナルチームのメンバーとしてシドニーの世界選手権に出場したのは13歳のときでした。
でも今年になるまでオリンピックに出場する可能性があるのは200メートル背泳だけだと思われていたので、400メートル個人メドレーでの快挙は本人にも驚きだったようです。
実は、去年私はエリザベスのお母さんのジョニーと四方山話をしているときに、「エリザベスは400メートル個人メドレーでオリンピックに行くと思う」と予言していたのでした。
そのころにはまだ彼女の国内での400メートル個人メドレーのランキングはさほど高くなく、ジョニーは「えー、ほんとうにそう思う?」と答えていたのです。
ですから、オリンピック選考会の寸前にあった水泳大会で突如国内で2番目に速い記録を出したときに、ジョニーは「去年あなたがああ言ったときにはちっとも想像しなかった」と驚いていました。
エリザベスの良いところは、エリートのアスリートにありがちな高慢さや悲壮感などがまったくないところです。すべての経験が楽しく、面白く、誰とでも友達になってしまいます。それが競争相手でも同じなのです。
彼女が好きで尊敬する日本人スイマーは、背泳の中村礼子さんだそうです。伊藤華英さんの名前も聞きました。そういう尊敬する選手と競うことができるのが、楽しくてたまらないようです。
さて、私がジョニーに伝えた次の予言は、彼女がケイティ・ホフを超えるスイマーとして水泳界に名前を残すことです。
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