このところ、私のことを思いやって熱いメールを送ってくれるのは、Amazon, Coach, Talbot, Sony, Apple..といったお店ばかりである。私のほうも、アメリカ人の姪と甥が5人いるのでクリスマスプレゼントのチョイスで頭が痛い。
そもそも、この4人(1人はまだ生まれたばかりだからのぞくとして)は、一般的な現代っ子に比較しても、さらに欲しいものは何でも手に入る生活を送っている。ちょっとしたものでは、”大喜び!”というリアクションは望めない。
しかし、だからといってさらに豪華なプレゼントを与えるというのは、お金の無駄だけでなく、かえって教育上よくないのではないかと思うのである。
なんてことを思って悩むのは私だけのようで、彼らはちゃんと”希望プレゼントリスト”を作って姑に渡す。
そこから選んで与えてしまえば簡単なのだが、それではプレゼントとしての価値がないような気がするのである。
私はひねくれ者なので、結局自分が「これ」と思うものをせっせと探して送る。
たいていは、その子の年齢と趣味にあった、掘り出し物の本とDVDである。
それに加えて、ちっちゃなスイマーたちには年上のスイマーたちの間で流行している水着を買った。
一生懸命選んでも、ちっともありがたがられないこともあるが、たまには大成功のこともある。
愉快なことに、去年のクリスマスに買ったカードゲームは、ふだんコンピューターゲーム漬けのティーンエイジャーの甥たちに大人気だった。
ナンタケット島に来ている間、毎晩「ファミリービジネス(カードゲームの名前)をしようぜ!」と誘うのは彼らのほうで、『時間をかけて選んでよかった』と思ったものである。
今年も、「リストから選んでしまえば?」という姑のアドバイスに逆らって、いろいろ考えている。
そして、一番プレゼントが必要なのにいつも忘れ去られている人にも今年はプレゼントすることにした。
iPhoneは、いったん使い始めると癖になります。
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