以前からキンドルはテレビコマーシャルをしてきましたが、それは名前を広めるためのイメージ的なものでした。しかし、最新版のコマーシャルは「iPadとの比較」という、「コマーシャルの聴衆がすでに電子書籍と電子書籍リーダーを知っている」という前提に立ったものです。むかし、ペプシが作ったコカコーラとの比較のコマーシャルを思いださせますね(私はこのタイプのコマーシャルは評価していませんが、それはまた別の話として...)。
このコマーシャルは、「大衆が電子書籍を受け入れる心の準備ができた」というアマゾンの判断を示しているような気がします。最新版キンドルと大幅な値下げは、アマゾンの大戦略のひとつなのだという気がしてきました。
追記:今思いついたのですが、私がもうひとつCM作るなら、フロリダの隠居者コミュニティのプールサイドで紙の本を読んでる老人が「老眼鏡忘れてよめねえ」とか言ってると、隣りの美しい老女が「あら私はキンドルだから老眼鏡なんか要らないのよ」って奴です。これは有効だと思いますね。
ちなみに、最新版のキンドルの簡単な感想です。
1)小さくて持ち運びしやすい。
二代目と比較しても、明らかに小さくなった感覚です。私のように小さい手でも持ちやすく、バッグに入れて持ち運びするのに便利です。
2)ページめくりが速い
初代と比べると雲泥の差です。二代目と比べても速い印象です。特にページ数が多い本でイライラ感が激減します。
3)Wi-Fi+3Gだと、どこでもダウンロードできる
これまでの2モデルはウィスパーネットだけで、森に囲まれてAT & Tの電波が弱いわが家では購入した本をダウンロードするのが大変だったのです。ですからわざわざ外出先でダウンロードしたりもしました。でも、このモデルですと、3GでもWi-Fiでも即座にダウンロードできます。
3Gの機能つきにしたのは、空港などWi-Fiが有料で使えない場合にも本を選んだりダウンロードできるからです。歯医者の待合室など「ひたすら待つだけ」の時間にWi-Fiを使えないことは多いので、外出することが多い方にはWi-Fi+3Gモデルをおすすめします。あまり外出しない人はWi-Fiだけで良いでしょう。
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