ルイ・アームストロングとWhat a Wonderful World(この素晴らしい世界)を知らない人はまずいないでしょうが、彼が社会に与えた影響を知る人はよほどのファン以外はいないでしょう。
これまでにもアームストロングについては多く書かれてきましたが、12月に発売される予定のこの本は、新たな角度からアームストロングの功績を語るものとのことです。
Jazzの通からは「あんなのはジャズじゃなくて流行歌だ」と見下げられたり、「白人にあれだけ愛されるということは(白人に媚びている裏切り者の)アンクル・トムだ」といった評価をされることが多いアームストロングです。けれども、ウォールストリートジャーナル紙の音楽評論家Terry Teachoutは、アームストロングが極貧に苦しんでいたニューオルリンズをJazzのメッカとして裕福な観光地に変えたことや、人種差別を排除しないアイゼンハワーを公然と非難したことなど、あまり知られていない功績に焦点を当てています。
未公開の写真も加わり、古いサブジェクトですが、新しい本として注目されています。
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