アメリカ合衆国で影響力を持つ女性を紹介するコミックシリーズFemale Forceが出版されています。一応「伝記」ということになっていますが、もちろん子供向けの「お菓子」バージョンです。紹介されるのは(4月29日に発売された)ミシェル・オバマ大統領夫人、本日発売のキャロライン・ケネディ、ニュース番組のアンカーバーバラ・ウォルターズ、ヒラリー・クリントン、サラ・ペイリン、オプラ・ウィンフリーなどです。サラ・ペイリンを含めたのは、キリスト教保守派の購買力パワーを無視することはできないからでしょう。
それにしてもアメリカのコミックは絵が怖いですよね
このようなものが企画されるのは、オバマ大統領のおかげでこれまで政治に無関心だった層にも影響が表れているからです。これまで親が無教養で政治に無関心な都市部のマイノリティーの子供たちも同じように無教養で無関心に育つ傾向があったのですが、オバマ大統領が彼らにモチベーションを与えています。出版社は告白しませんが、Female Forceのターゲットは、中流階級の子供たちではなく、本の形では政治を読まない都市部のマイノリティと中西部のワーキングクラスの白人の子なのだと思います。
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