対象:小学校高学年から中学生
ジャンル:歴史小説
書評 by Moeさん
万次郎は小さな村の漁師です。友達の五右衛門たちと、漁に出かけた時、嵐に襲われます。アメリカの船に助けられた万次郎。日本での生活に別れを告げることが出来るのでしょうか。
外国の作者ですが、日本人の目方からこのお話を書いています。全体的には、あっているのですが、ところどころ不自然な日本語も使われています。それ以外は、文句なしのいい本です。万次郎を、よく書いてくれているので、そこもうれしいです。
読んでいて、日本とアメリカの違いを改めて実感しました。また、このようなフィクションは初めてだったので、読む前はあまり乗り気ではありませんでしたが、読み始めてからすぐ、話に入れました。最後に、索引と万次郎の歴史があるので、分からない言葉(日本語辞典なので、ないとは思いますが)が引けます。当時のアメリカについて知りたい人には、おすすめの一冊です。Newberry Honorを取った本です。
渡辺のメモ
有名なジョン万次郎のことを知ったアメリカ人の作者が、いろいろと調べて書いた本です。アメリカ人の読者を意識していますが、なかなかよく書けていると思いました。
コメント
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