対象:小学校高学年(9−12才)
ジャンル:動物と人間の愛情を描いた小説/開拓時代
書評 by Moeさん
父がしばらく家を離れることになり、Travisは父の代わりになって、家族を支えなければいけない。そんなある日、Yeller Dogが現れる。
初めは飼うことを嫌がっていたTravisだが、Yellerが彼の弟を助けた日から、二人はだんだん仲が良くなっていく・・・。
私はこのお話のなかでエンディングが一番好きでした。いろいろな感情がそこに込めてあったからです。大事な物をなくした悲しみ、そして新たな希望。このような気持ちからこのお話はできています。また、最初、動物に対しての扱いが荒かったTravisの変化の過程が興味深かったです。boar やhuntingなどが出てくる、今では味わえない昔風のファンタジーでした。 昔の表現などがありましたが、それ以外は特に難しいところはなかったと思います。
渡辺のメモこれは、私が子供のころに邦訳を読んで感動した本です。
そこで、もえさんと一緒に英語で読んでみることにしました。
開拓時代の米国での子供の役割、犬の扱い方、など現在の生活とは相当異なります。私にとっては、子供のころには気付かなかったそれらの部分が興味深く感じました。犬好きにとっては、つらい場面もあります。疑問を抱く部分もあるでしょう。でも、それが開拓時代の米国だったのです。泣ける本です。
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