前回の続きで、今回はPart 1の5ー9です。
Part 1-5 The Feedlot- Turning Corn into Meat
もえさん:
この章ではトウモロコシがどのようにして肉に変わるか分かります。この章にはのっていませんがchicken についてもディスカッションしたので、書きたいと思います。
まず始めにcowから。いつも何気なく食べているビーフですが、その前には何が起こっているのでしょうか。ここにはいくつか「も うしばらくはビーフを食べないぞ!」と思わせることが書かれています。その中でも一番怖かったのはcowのえさはビーフやチキンなど の肉が入っているということです。次にびっくりしたのは病気があったということです。
次はchickenについてです。chickenにも色々な(悪い)工夫がしてあって、たとえば薬を飲ませたり早く育てて いたりすることです。 chickenもかわいそうでした。なぜならぎゅうぎゅうづめに押し込められているからです。
このように人間は勝手に自然を変えていることが分かりました。少し反省しました。
渡辺:
前章のトウモロコシがいかにして牛肉に変わるのか、を解説する章。
著者は、米国でよくあるシステム(消費者が1頭の牛をまるごと買う、というもの)で、それを最初から追って行く。著者は生後8ヶ月の牛を$598ドルで買い、飼育代として毎日1.60ドル払う。牛というものは、元々牧草を食べるようにできているが、早く大きく育てるためにコーンを食べさせられる。だが、牛の食事に含まれているのはそれだけではない。
これを読むと、ハンバーガーを食べたくなくなるかも。
どちらにしても殺戮してしまうのだけれど、それまでの人生が不健康な牛が可哀想になる。雑食の人間として罪の意識を感じずにはいられない部分。
Part 1-6 Processed Food
もえさん:
この章ではProcessed Foodについて習います。Processed Foodとは何か食べ物を他の物に変えることです。も ちろんどの食べ物か分かりますよね。そう、トウモロコシです。何だかトウモロコシは世界征服しているな、と思いました。またトウモロコシのガソリンをエコだと言ってだましていることも分かりました。
渡辺:
加工食品とは何なのか、そして、加工食品は何でできているのか、といったことが分かりやすい表でも示されています。すると、米国の場合は、本当にコーンばかり!この本に登場するお菓子で、もえさんが食べたことがないというTwinkieについて説明していたら、相当空腹でも食べたくない、と私自身が感じました。加工食品ばかりを食べている人にはぜひ読んでいただきたいところです。
また、コーンのガソリンの部分で、なぜこれを政治家が押すのか、というところをもえさんに説明しました。
Part 1-7 Fat From Corn
もえさん:
この章で習うことは安い物=安い脂肪です。たとえばCoca-Colaのようなソフトドリンクに含まれているCorn Syrupです。特に安い脂肪が多い製品はトウモロコシから作られたものです。なぜなら前にも書いたようにほとんどの製品がトウモロ コシで作られているからトウモロコシはたくさん作られていることになり、たくさんある物は安いからです。だからこの章の注意は「安 い物は控えめに」になります。
渡辺:
お金のない人のほうが太る理由がここで明らかにされています。
もえさんに説明したのは、この本には書かれていない、アメリカの大都市の低所得層の人々の食生活です。大都市の低所得層の人が住む地域には日本のセブンイレブン的な店しかなく、そこには野菜などは置いていません。簡単に手に入る安い食品は、すべて加工食品なのです。栄養素の含まれていない加工食品の高カロリーは、すべて私たちの身体の中で安っぽい脂肪に変化します。ますます怖い部分です。
Part 1-8 The Omnivore's Dilemma
もえさん:
この章で、少し面白い話があったので紹介します。それはコアラの脳と人間の脳についてです。この本の作者、Michael Pollanさんは、人間の脳が大きくてコアラの脳が小さいのは食べ物に関係しているのだ、と言っています。なぜならコ アラは一種の食べ物しか食べないけれど人間は色々な物を食べるからだそうです。もしこれが本当ならば私たちは食べ物にもっと感謝しな くてはなりません。
渡辺:
コアラの脳のことは本当に面白い視点です。
この後、夕食の場で家族と一緒に食品と進化について話し合ったところ、娘から、「恐竜の時代からプレデターは頭が良かった。獲物を取るために頭を使わねばならなかったのだから」と指摘されました。
Part 1-9 My Fast-Food Meal
もえさん:
いよいよPart1の最後の章になりました。ここではFast-Foodについて分かります。私は(こんな物、本当に食べ させていいのかな。) と思いました。なぜなら(この章を読んでから気付いたのですが)Fast-Foodは食材の味がしないし、ナ ゲットには毒のような物が入っているからです。
このパートではトウモロコシが色々な物に変わっていることが分かりました。また、トウモロコシはAgribusiness の最強の武器になったことも分かりました。私たちがトウモロコシを毎日こんなに多く食べているとは知らなかったのでショッ クでした。Farmerはこれからもっと少なくなっていってしまうのかどうか心配です。少し不思議に思ったのはトウモロコ シを今までより少なく植えるとどうなるのかです。なぜならトウモロコシは私たちの食事だからです。Coca-Colaはど うなるのか、人間は今までより健康になるのか、など色々な質問が頭から出て来ます。
次のパートはオーガニックについてです。ChickenとCowはOrganic Farmでもトウモロコシを食べさせられているのか不思議です。
渡辺:
マクドナルドのハンバーガーがなぜあんなに安いのか、疑問に思った方はいらっしゃいますか?私はいつも疑問に思っていました。それに肉の味がしない。だから、私は米国に来てからはほとんどマクドナルドには行ったことがありません。高速道路を長時間運転していて、他にはどこにも食べるところがない、といったときに仕方なく、です。過去10年間で2回くらいでしょうか。
でも、もっと怖いのはチキンナゲット!これを読むと「チキンナゲットだけはやめよう」と思いますよ。
じゃあ、どうすれば健康な食生活ができるのか?
次は私が毎日買い物をするWhole Foodsが登場します。
もえさんが利用したマインドマップ
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