夫の母親へのプレゼントとして、縁があって繋がった方が経営しているベリーズのリゾートに連れて行くことにしました。
若いころからよく旅行をしている人ですが、15年ほど前に転倒して頭蓋骨骨折と髄膜炎を起こしてから活動範囲が減っています。「(インカ遺跡の)マチュピチュに行きたい」と言っていたのですが、80を前にして非常にゆっくりとしか歩けなくなっているので、もっと簡単に訪問できるマヤ遺跡のほうがいいのではないかとベリーズを選びました。
トラベル雑誌でカリブ領域で最高のエコホテルに連続選ばれているほか、数々の賞を受賞し、英国のハリー王子や著名人たちが宿泊していることでも知られています。
けれども、環境保護に細心の注意を払うエコリゾートでもあり、豪華な雰囲気のロッジにもレストランにもエアコンはありません。
【下は私たちが泊まったコッテージです。レストランやプールもすぐですが、全然それを感じさせないプライベートな感覚です】
私たちは四泊したのですが、そのうち二晩はオーナーのミックとルーシー・フレミング夫妻とカクテルを飲みながらこのリゾートの歴史やビジネスについてお話を伺いました。(サイトには写真やビデオがあります)
ミックとルーシー。今でもとっても仲良しカップル。
1977年、サン・イグナチオ近辺を旅行していた英国出身のミックと米国出身のルーシーは、偶然に荒れ果てた農地を見つけました。誰も世話をしなくなったのでジャングルに戻りかけていた140エーカーの農地を購入し、農業をはじめたのですが、夫婦が当時持っていた財産は10万円以下だったのです。
ジャングルの中で野菜、卵、ミルク、チーズを作っているフレミング夫妻のことを耳にしたバックパッカーたちがやってくるようになり、彼らが滞在する場所を作るようになったのがこのリゾートの始まりでした。
1981年にたった二つの小屋で始まったChaa Creek(チャー・クリーク)ロッジは、今ではこんなに素敵なリゾートになっています。(今でもチーズや卵、パンやケーキも自家製で、レストランは大都市のグルメレストランと同レベルの味!)
1977年から26年間ミックとルーシーの所で働いてきた女性がこの日リタイヤされるとのことで、記念写真(プールの後なのでヘアスタイルがめちゃくちゃなのがちょっと...、ですが)。
ここを拠点にして、マヤ遺跡訪問(すぐ近くのシュナントゥニッチ、国境を超えてすぐのティカル)、カヌーでの川下り、乗馬、マウンテンバイク、洞窟探検など数えきれないほどのアクティビティが楽しめます。私たちは毎日早朝に起床してハイキングと水泳をし、その後7時すぎからマヤ遺跡訪問をし、カヌーでの川下りをしましたが、時間が全然足りませんでした。できれば1週間は滞在したかったです。
一日ではとても足りないくらい広いティカル(Tical)
映画『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』にも出てくる4号神殿の上からの眺め。
川下りの美しさ!
マヤ遺跡を訪問中に、ホエザルやクモザルを間近に見ることができました。
ホエザルの一家
悠々とこちらを眺めるクモザル
私たちのコッテージの前にいたToucan(オオハシ)
グアテマラやベリーズでは自家用車のように馬に乗っている人が多かった。
誰も起きていない時間の川が美しかったので、夫にポーズとらせました。
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