娘の学校が夏休みに入るやいなや(実は1日前)、18年前に購入したナンタケット島のわが家にやってきました。夫は今年出版する2冊の本の執筆と最終校正をそれぞれ終えたところで、私も新刊の初稿を送ったところ。夫は新刊発表のツアーがあるし、私は書き直し、校正が待ち受けているので、嵐の前の静けさ、といったところです。
この島の良いところは、まるで時間が止まったかのような視覚的、聴覚的な静けさです。
チェーンやフランチャイズのファーストフードのお店はすべて禁じられていますし、普通のお店でも自社のロゴを使った看板を出すことは禁じられています。看板は昔ながらのQuarterboardsでなければなりません。
家のスタイルも決められています。家の外壁はナチュラルな木を使ったシングルというもので、1年以内に灰色に変色しますから、どの家も似たような外見になります。トリムに使えるペンキの色も決まってます。うるさい音楽や宣伝を流す事も禁じられているので、どこに行っても神経がゆっくり休めるような穏やかさです。
島の中心が雲ひとつない晴天でもビーチに行くと、こんなに霧が深かったりします。ビーチを含む島の1/3はこんな自然保護地で、大陸のほうでは見られない野生の植物が生えているのも、ふだん忘れている自然を思い出させてくれます。
大陸のビーチはいずれも夏になると足の踏み場もないような混雑ですが、大陸から離れたナンタケット島の、さらに町や駐車場から離れたビーチは夏でもこんな にゆったりとしています。今はまだ6月ということもありますが、2時間散歩をしても、こんな風景が続きます。
ビーチに誰かが作ったアートがありました。
よく見ると、ビーチに打ち上げられたものだけで作った作品なのですね。
島の(自然に育てた食品が買えるけれども、非常に高価な)農場で見かけた双子(?)の牛。
1月からずっと蓄積されていた寝不足を身体がここで一気に取り戻すつもりなのか、ふだんは午前3時半起床なのに午前6時まで眠っています。いつも離れるのが辛いのですが、また戻ってくることを考えると、忙しい毎日も頑張れるのです。
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